
電気代が高騰する昨今、できるだけ節電したいものですよね。省エネ技の1つとして「コンセントからプラグを抜く」という方法がありますが、実はこの方法が効果的な家電と、反対に絶対にしてはいけない家電があります。本記事ではその見分け方を紹介します。
A.テレビやエアコンなど、リモコン操作を受け付ける家電は待機電力がかかります。
家庭の消費電力のうち、約5%を占めると言われているのが「待機電力」です。コンセントを差しているだけで電力を消費する主な理由は、リモコン操作への待機、時計表示、設定の保持などが挙げられます。塵も積もれば山となる待機電力を抑えるために、以下の家電は必要なとき以外コンセントから抜いておくと節電効果が期待できます。
●エアコン
リモコン操作に即座に反応できるよう、内部の制御基板が常に通電状態になっています。古い機種ほど待機電力は大きくなります。
●パソコン・周辺機器
パソコンはスリープモードやシャットダウン後もUSBポートへの給電やネットワーク待機などで電力消費が多いです。プリンターも電源オンの操作をいつでも受け付けられる状態を維持しており、定期的なヘッドクリーニングのために電力を消費することがあります。
●テレビ・BD DVDレコーダー
テレビやレコーダーは特に待機時の消費電力が多い傾向にある家電です。番組表の自動更新や、リモコンですぐに起動できるようにするための準備、予約録画の待機に電力を使っています。「クイック起動」設定にしていると待機電力がさらにはね上がるため、注意が必要です。ただし、予約録画を行う場合は、絶対にプラグを抜いたり主電源をオフにしたりしないでください。動作中に抜くとハードディスクが故障し、データが消失する恐れがあります。
コンセントを抜いてはいけない家電は?
家電の中にはコンセントから抜いてしまうと故障や不便を招くものもあります。誤ってコンセントから抜かないように注意するべき家電は以下の通りです。
●冷蔵庫
言うまでもなく、庫内の温度が上がり、中に入れていた食材が腐敗します。
●Wi-Fiルーター・モデム
スマート家電やセキュリティシステム、ネット環境がすべて遮断されてしまいます。再起動に時間がかかるため、常時接続が基本です。
●温水洗浄便座
便座の保温やお湯の維持に常時電力を使うため、待機電力というよりも「常時消費電力」が高い家電です。特に本体内部のタンクに温水をためておく「貯湯式」の場合、年間の電気代が5000~7000円程度になることも珍しくありません。しかし、頻繁に抜き差しすると、内部の凍結防止機能が働かなくなったり、ノズルの自動洗浄サイクルが狂ったりすることがあります。
効果的な節電方法は?
効率よく待機電力をカットするための工夫を3つ紹介します。
●個別スイッチ付き電源タップの導入
いちいちコンセントを抜くのが面倒くさいという人は、スイッチ付きの電源タップを活用しましょう。テレビ、パソコン周りなど、一箇所に固まっている家電をまとめて管理でき、ワンタッチで主電源を落とせます。
●「省エネモード」への設定変更
最新の家電には待機電力を最小限に抑える「エコモード」や「省電力待機」の設定があります。レコーダーのクイック起動をオフにするだけでも、長い目で見るとかなりの節電になります。
●シーズンオフの徹底
夏場しか使わない扇風機や、冬場しか使わない加湿器などは、シーズンが終わったら掃除をしてコンセントから抜く習慣をつけましょう。
待機電力は1つひとつは少額ですが、家全体で見直すことで年間数千円もの節約につながります。まずは「リモコンで消すだけ」の家電から見直してみましょう。

