資産運用

4月1日、2000品目以上が値上げへ!物価高でも強い「日用品株」3銘柄に注目

4月1日、食品・日用品・交通費など生活に密着したさまざまなモノの値段が上がります。こうしたなか「値上げしても買ってもらえる」ブランド力の強い企業に注目が集まっています。物価高の波に乗って業績改善が期待できる企業3社をご紹介します。※サムネイル画像:PIXTA

田代 昌之

田代 昌之

資産運用・ビットコイン ガイド

1979年生まれ、中央大学文学部卒業。新光証券(現みずほ証券)やシティバンク、投資助言会社などでアナリスト業務やコンプライアンス業務を経験したのち、暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事。2026年よりIRコンサルティングを手掛けるU's企画に参画。

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4月1日の「値上げラッシュ」。2000品目以上が値上げする?

そろそろ新年度の4月を迎えます。今年は4月に2000品目以上の値上げが予定されています。背景にあるのは、原材料価格の上昇に加え、足元で続く原油高や円安です。原油は燃料だけでなく、物流費や包装資材、化学製品など幅広いコストに影響を与えるため、その価格上昇は生活必需品の価格にも波及しやすい特徴があります。さらに円安が続く場合、輸入原材料の価格も上昇するため、企業のコスト負担は一段と高まる可能性があります。
値上げラッシュで注目の銘柄って?(画像:PIXTA)

値上げラッシュで注目の銘柄って?(画像:PIXTA)

電車代まで約40年ぶりに値上がり

4月1日の値上げに先んじた3月14日、JR東日本が運賃の値上げを実施しました。1987年の民営化以降、消費税引き上げ以外では、約40年ぶりという歴史的な値上げです。

今回の値上げ実施の背景には、日用品の値上げと同じ物価高以外に、老朽設備の更新投資といった理由もあります。利用者からすると、日々の安全な運行を確保するためには必要な値上げとも言えます。

値上げが家計を直撃する?

企業はこのようなさまざまなコスト上昇を吸収しきれない場合、商品価格への転嫁を進める必要があります。その結果、食品、洗剤、紙製品、日用品などの価格が段階的に引き上げられ、家計の負担は徐々に増していくことが想定されます。

こうした物価上昇が継続すると、消費者の購買行動にも変化が生じます。単に安い商品を選ぶだけでなく、「長く使えるのか」「品質はいいのか」を重視する傾向が強まる可能性があります。また、壊れたモノを買い替えるのではなく、修理や中古品の活用といった選択肢も広がると考えられます。

物価高でも強い企業とは?

一見しますと、企業にとっては逆風に思えますが、高いブランド力を持った生活必需品メーカーにとっては追い風となる可能性はあります。なぜならば、「この商品の替えはない」と消費者に思わせるブランドは、需要が大きく落ち込みにくいからです。

今後、原油価格の高止まりや円安が続いた場合、消費者は「量より価値」を重視する方向に変化する可能性があります。このような環境変化に対応できる企業が、物価上昇局面でも存在感を高めていくと考えられます。今回は、注目の3銘柄を紹介します。

花王<4452>

花王<4452>は、洗剤や日用品など生活必需品を幅広く展開する日本を代表するメーカー。「メリット」「アタック」など誰もが知るブランド力を多数持ち、物価上昇局面でも価格転嫁を進めやすい点が特徴です。生活に欠かせない商品が中心ですので、値上げ環境でも一定の売上を維持できる可能性があります。

ライオン<4912>

ライオン<4912>は「クリニカ」「トップ」など、歯磨き粉や洗剤などの日用品を展開する企業で知名度は高いです。生活必需品分野でのブランド力を持ち、値上げを行っても一定の需要を維持しやすい特徴があります。物価上昇を価格転嫁に結び付けながら、収益改善を図れる可能性があります。

ユニ・チャーム<8113>

ユニ・チャーム<8113>は、紙おむつや衛生用品など衛生・ケア用品を手掛ける企業。高齢化社会の進展により、介護用品や衛生用品への需要は今後も安定して推移すると見込まれています。アジアを中心にグローバル展開していることで国内物価高リスクを分散できます。ブランド力も高く、価格改定を実施しやすい体制が整っています。
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