
発火事件が相次いだ影響で、現在、モバイルバッテリーは航空機への持ち込み制限が実施されています。しかし旅行では、マップアプリで道を確認したり、カメラアプリで撮影したりと、何かとスマホを使う機会も多いので、途中で充電が切れてしまわないか不安ですよね。
本記事では、持ち込み制限についての解説のほか、実際に「航空機に持ち込み可能」なモバイルバッテリーも紹介していきます。
モバイルバッテリーの発火リスクについて
モバイルバッテリーはスマホユーザーにとって、今や必須アイテムではないでしょうか。ただ、昨今はモバイルバッテリーの発火事件が多発しています。事例としては、スマホ、もしくはモバイルバッテリー自体を充電しているときに発火するケースが多いようです。
原因は、充電を行うことでモバイルバッテリー本体が加熱されることにあります。加えて、バッテリーが劣化しているとさらに発火の危険性は高いです。衝撃、損傷、保管場所の高温化により発火することもあり、モバイルバッテリーで充電作業をする際は、必ず目に届く場所に置くなど、リスク対策が重要になってきます。
モバイルバッテリーの航空機の持ち込み制限について
モバイルバッテリーは、発火リスクにより、現在航空機への持ち込みが制限されています。国内線・国際線ともに、機内持ち込み(手荷物)のみ可能で、預け入れ(受託手荷物)は禁止です。また、持ち込みは、収納棚(上の棚)に入れず、常に状態を確認できる手元(座席ポケットなど)に置く必要があります。
また、モバイルバッテリーの容量制限もあり、
- 100Wh以下(約27000mAh以下)は制限なし
- 100Wh~160Wh(約27000mAh~43000mAh)は2個まで持ち込み可能
- 160Wh超は持ち込み禁止
となっています。容量(Wh)の表記がない製品は持ち込みを断られる可能性があるので注意が必要です。
なお、2026年4月からは、機内持ち込みしたモバイルバッテリーの使用・充電が禁止、容量100Wh以下のものも2個までの持ち込みに制限する方針で、ルールはさらに厳しくなっていくようです。
航空機に持ち込むモバイルバッテリーは準固体バッテリーがおすすめ
発火リスクが少ないモデルとして、ゲル状電解質を採用した「準固体バッテリー」が注目されています。従来のリチウムイオン電池に比べて発熱や膨張が極めて少なく、高温環境、低温環境どちらにも強いです。充電可能回数も多いため、安定した性能が長く続き、航空機に持ち込むモバイルバッテリーとしておすすめです。
「準固体バッテリー」を採用しているモバイルバッテリーを2モデル紹介します。
準固体バッテリー搭載「cheero Solido 10000mAh」

cheero Solido 10000mAhは、容量10000mAhの準固体バッテリー搭載のモバイルバッテリーです。スマホを約2回フル充電でき、最大22.5Wの急速充電にも対応しています。さらに特徴的な点として、USB-Cポート(入力最大20W、出力最大20W)、USB-Aポート(出力最大22.5W)に加えて、USB-Cケーブルが内蔵されており、ケーブルを忘れた場合でも利用可能です。2つのポートと内蔵ケーブルで3台同時充電ができるのは非常に便利ですね。そのほかのスペックは以下の通りです。
- サイズ:約123×73×20mm
- 重量:約230g
- 搭載機能:保護機能の過充電(電圧/電流)、過放電(電圧/電流)、短絡(ショート)、発熱時自動停止機能、デバイス充電完了時自動停止機能
- PSEマーク付き

準固体バッテリー搭載「オウルテック LPB5024 5000mAh」

オウルテック LPB5024は、容量5000mAhの準固体バッテリー搭載のモバイルバッテリーです。スマホより軽量で小型なコンパクトサイズの商品ながら、スマホを約1回フル充電でき、最大20Wの急速充電にも対応しています。また、USB-Cポート(入力最大18W、出力最大20W)、USB-Aポート(低電流モードに対応)にて、2つのポートで2台同時充電が可能です。そのほかのスペックは以下の通りです。
- サイズ:約62.8×14×94mm
- 重量:約110g
- 搭載機能:保護機能の過充電(電圧/電流)保護、過放電(電圧/電流)保護、短絡(ショート)保護、温度保護
- PSEマーク付き

cheero Solido 10000mAhとオウルテック LPB5024 5000mAhで、実際にスマホ充電や本体充電を行ってみてもほとんど発熱はなく、安心して利用ができました。準固体バッテリー搭載ということで、衝撃にも強く、長期利用の耐久性もあるのがうれしいポイントですね。
航空機へのモバイルバッテリーの機内持ち込みは事前確認がおすすめ
2026年4月より、国内線・国際線でのモバイルバッテリーの機内持ち込みルールはさらに制限が厳しくなる方針です。機内ではモバイルバッテリーでの充電ができなくなるので、スマホのバッテリー切れ対策として、航空機の座席に充電設備があるか確認したり、搭乗前にスマホの充電を十分に行っておいたりするのがよいでしょう。
また、航空機へのモバイルバッテリーの持ち込みに関しては、各社(特に海外の航空会社)でルールが違う可能性があるので、搭乗前にルールをよく確認しておくことをおすすめします。







