一方で、預け先を検討する際に外せないのがネット銀行の存在です。実店舗を持たない強みを活かした高水準な金利は、金利上昇局面にある今、改めてひときわ目を引く選択肢となっています。「身近な安心感」か「金利の優位性」か。今回は最新の金利状況に基づき、50万円を1年間預けた場合に生じる「利息の差」を比較してみましょう。
ゆうちょ銀行に50万円を預けた場合
ゆうちょ銀行は、2026年2月9日から、定期貯金の金利がこれまでの0.225~0.4%から0.375~0.7%に大幅に引き上げられました。【定期貯金・1年もの】
・金利:0.4%(2026年2月時点)
・預入金額:1000円以上(1000円単位)
・50万円を1年間預けた場合の税引き後の受取利息:約1594円
今回は一般的なケースとして「1年」を紹介しましたが、ゆうちょ銀行の定期貯金は、最短1カ月から最長5年まで(1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、4年、5年)の範囲で選べるのがメリットです。
利息の計算方法は、期間が3年未満であれば元本に対してのみ利息がつく「単利」ですが、3年以上になると半年の利息を元本に組み込む「半年複利」が適用されます。ライフプランに合わせて、最適な期間を柔軟に選択できるのがうれしいポイントです。
参照:
ゆうちょ銀行「定期貯金」
ゆうちょ銀行「貯金金利の引き上げのお知らせ」
SBJ銀行に50万円預けた場合
ネット銀行の中でもトップクラスの金利を誇るSBJ銀行。効率よく資産を増やしたい方にとって見逃せない銀行です。特に新規で口座を開設する方を対象とした「はじめての定期預金〈はじめくん〉」は、要チェックの定期預金です。【はじめての定期預金〈はじめくん〉・1年もの】
・金利:1.35%(2026年2月時点)
・預入金額:10万円以上(1円単位/1人当たり500万円まで)
・50万円を1年間預けた場合の税引き後の受取利息:約5380円
「はじめての定期預金〈はじめくん〉」は、1年もののほかに6カ月、2年、3年、5年も用意されています。
いずれの場合も預け入れ期限が、口座開設月を含む3カ月目の末日までに設定されています。他行で預けていた定期預金の満期が近い方や、まとまった資金の移動を考えている方は、期限をよく確認しておきましょう。なお、利息の計算は全ての期間において「単利」となっています。
参照:SBJ銀行「銀行は金利だ!はじめての定期預金〈はじめくん〉」
大光銀行 えちご大花火支店に50万円を預けた場合
大光銀行 えちご大花火支店のような地方銀行が展開するインターネット支店でも、実店舗を持たないコストメリットを還元した驚きの高金利商品が販売されています。【正三尺玉定期預金・1年もの(半年複利)】
・金利:1.3%(2026年2月時点)
・預入金額:1口当たり1万円以上100万円まで(1円単位)
・50万円を1年間預けた場合の税引き後の受取利息:約5200円
地方銀行のネット支店は、インターネットを通じて全国どこからでも口座開設や預け入れが可能なため、その利便性はネット銀行と遜色ありません。
この「正三尺玉定期預金」は、1人当たり100万円までという上限はあるものの、地方銀行ならではの「親しみやすさ」もあり「圧倒的な高金利」とを両立させた商品といえます。
50万円を、1年間という短期間で効率よく育てたい場合には、ぜひ有力な候補先として検討してみましょう。
参照:大光銀行 えちご大花火支店「正三尺玉定期預金」
ぴったりの預け先を探そう!
金利引き上げ後のゆうちょ銀行(1年もの・0.4%)は、以前に比べれば魅力が増していますが、ネット銀行や地方銀行のネット支店(1年もの・1.3~1.35%)と比較すると、受け取れる利息は1年で約3500~4000円の開きが生じます。利息を重視するなら、迷わずSBJ銀行や大光銀行(えちご大花火支店)のような高金利を打ち出している銀行を選びましょう。口座開設の手間は一度きりですが、その「ひと手間」が50万円を効率よく育てる鍵となります。
一方、利便性と安心感を優先するなら、全国どこにでも窓口があるゆうちょ銀行が便利です。ネットでの手続きに不安があるという方にとっては、対面での手続きができるのも安心ポイントです。通常貯金の金利は0.3%ですから、少しだけ高い0.4%という新金利も検討に値する数字といえそうです。
「いつも使っているから」という理由だけで預けっぱなしにするのではなく、1年という区切りを利用して、今の自分に合う「お金の置き場所」を探しましょう。








