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「たかが1000円」が180万円に? ゆうちょ銀行の自動積立で、貯金体質に変わる方法

「たかが1000円」。その小さな金額をどう捉えるかで、数年後の貯金状況は大きく変わります。今回は、身近なゆうちょ銀行の「自動積立定期貯金」を活用して、「浪費に回るお金」を自動的に「貯金」へとスライドさせる仕組みづくりについて解説します。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金 ガイド

おひとりさまのお金の貯め方・使い方、老後を自分らしく暮らすためのアドバイスをします。また、一生涯、ペットと共生するための情報、開運術をお届けします。

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「たかが1000円」。その小さな金額をどう捉えるかで、数年後の貯金状況は大きく変わります。日々の何気ないコンビニ通いや、ついポチってしまうネットショッピング。そんな無意識の支出に消えていた1000円を、もし「未来の自分」のために積み立て始めたらどうなるでしょうか。

今回は、身近なゆうちょ銀行の「自動積立定期貯金」を活用して、「浪費に回るお金」を自動的に「貯金」へとスライドさせる仕組みづくりについて解説します。
1000円から始めるゆうちょ銀行の自動積立定期貯金※サムネイル画像:amanaimages

1000円から始めるゆうちょ銀行の自動積立定期貯金 ※画像:amanaimages

なぜ「1000円」から? 少額貯蓄がもたらすのは「貯め体質」への改善!

貯金が続かない原因の1つにあるのは、「毎月3万~5万円」などと高い目標を掲げ、生活に余裕がなくなって挫折してしまうことです。しかし、1000円という金額は、日々の無意識な支出を少し見直すだけで捻出できるお金です。この少額からのスタートには、意外な効果があります。

・「浪費のクセ」を可視化する
「1000円を貯金に回す」と決めることで、これまで何気なく買っていたお菓子や、つい追加してしまったドリンクなど、「実はなくても困らない支出」に気付くようになります。この気付きこそが、浪費体質を抜け出す第一歩です。

・「お金をコントロールしている」という自信
金額は小さくても、自分の意思で通帳の残高を増やしていく行為によって、「私もできる!」という実感がわきます。「お金に使われる人」から「お金を動かす人」へ。この心理的な変化が、将来的に10万、100万円という大きな資産を築くための強固な土台となるのです。

ゆうちょ銀行なら「今すぐ」始められる手軽さ

「貯金を始めよう」と思い立ったとき、新しいネット銀行の口座を開設するのは、初心者にとって意外と面倒なものです。その点、日本全国に窓口があり、多くの方が既に口座を持っているゆうちょ銀行なら、余計な手間をかけずにスタートできます。

メイン口座として使っていなくても、手元に眠っている通帳があれば十分です。最寄りの郵便局の窓口へ行けば、その場ですぐに「自動積立定期貯金」を申し込めます。

【手続きに必要なもの】
窓口へ向かう際は、以下の4点を用意しましょう。
・利用申込書(窓口に用意されています)
・総合口座通帳(お持ちのゆうちょ銀行の通帳)
・届け印
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど顔写真付きの公的書類)

今の生活スタイルを大きく変えることなく、慣れ親しんだ通帳1つで貯金を始められる。この「ハードルの低さ」こそが、貯金ゼロを抜け出す強みといえます。

参照:ゆうちょ銀行「自動積立定期貯金の手続き」

ゆうちょ銀行の「自動積立定期貯金」の仕組みを知っておこう

ゆうちょ銀行の「自動積立定期貯金」は、通常貯金の口座から、あらかじめ決めた日に自動でお金を移し、定期貯金として積み立てていく仕組みです。ムリなく続けるために、まずは基本のルールを押さえておきましょう。

●1回の積立金額
1000円以上(1000円単位)で自由に設定できます。

●預け方(積み立ての期間・回数)
・預入期間:3カ月、6カ月、1年、2年、3年、4年、5年のいずれか
・積立回数:一般月と特別月を合わせて最高108回まで
・積立日:給料日の直後など、自分の好きな日を自由に設定可能

●金利・計算方法
利息の計算には、元金にのみ利息がつく「単利」と、利息が利息を生む「複利」の2種類があります。

・3年未満:単利
・3年以上:半年複利

長くコツコツ貯めるつもりなら、3年以上に設定しておくと、複利効果でおトクに増やせます。

●引き出し方法
設定した期間内に引き出すことも可能ですが、その場合は当初の約束より低い金利(預入期間内払戻金利)が適用されます。基本的には「満期まで触らないお金」として積み立てるのが理想です。

●注意しておきたい「残高不足」
通常貯金口座の残高が足りないと、その月の積み立ては行われません。その際、3カ月連続で積み立てができないと、銀行から「通知書」が届きます。

もし、1年以上(年1回の積立の場合は2年)積み立てが途切れると、その後の自動積立自体が中止されてしまいます。

せっかくの貯金習慣を途切れさせないよう、ムリのない金額で始めること、給料日の直後など余力のある日を積立日に設定するなどが大切ですよ。

参照:ゆうちょ銀行「自動積立定期貯金」

5年後、手元にはいくら残る?

毎月1000円を5年間(60カ月)積み立てた場合、5年後の元金は6万円です。貯金習慣の第一歩としては素晴らしいですが、「資産が増えた」という実感を得るには、少し物足りなさを感じるかもしれません。そこで、少しだけペースを上げた場合のシミュレーションを見てみましょう。

●週に1000円のつもりで積立(毎月4000円・5年間)
・金利:年0.4%(2026年1月時点)
・利息計算方法:半年複利
・積立合計:24万円(元本)
・5年間積み立てた場合の利息(税引き後):約1931円
・5年後の合計:24万1931円

「外食を1回控える」くらいの感覚で続けられるプランです。

●毎日1000円のつもりで積立(毎月3万円・5年間)
・金利:年0.4%(2026年1月時点)
・利息計算方法:半年複利
・積立合計:180万円(元本)
・5年間積み立てた場合の利息(税引き後):約1万4636円
・5年後の合計:181万4636円

こちらは、本格的に「まとまった資産」をつくりたい方向けのプランです。

なお、いずれの場合も、受取利息からは一律20.315%の税金が引かれています。また実際は、預入期間や日数により数円単位で変動します。

利息だけで見ると小さく感じるかもしれませんが、何もしなければ「ゼロ」だったはずのお金です。自分のがんばり(元本)に、銀行からの応援(利息)が加わることで、着実に資産は育っていきます。

参照:ゆうちょ銀行「金利」

まずは「手軽さ」を優先してスタートを

これから貯金を始める際に最も重要なのは、利回りの良し悪しよりも、「思い立ったその日に始める」というスピード感です。まずは、今持っているゆうちょ銀行の口座で、「1000円」の積立設定を済ませましょう。

最初は月1000円からでも、あるいは「週に1000円」のつもりで月4000円から始めてもかまいません。ゆうちょの自動積立定期貯金は、積立金額の変更がいつでも自由に行えます。「意外と大丈夫だな」と手応えを感じてから、1日1000円のつもりで月3万円へと目標を上げていきましょう。
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