伊豆の気候
年間を通して穏やかな気候と言われる伊豆ですが、半島の南部と北部、東海岸と西海岸、沿岸部と内陸部とでは気候の特性が異なるため、天気予報を確認するときには目的地の予報をきちんと確認しましょう。比較的穏やかな沿岸部に比べ、内陸部は日中と朝・夜の気温差が大きいので、冬はもちろん春・秋のお出かけには脱ぎ着しやすい簡単な上着が1つあると便利です。天城山周辺では冬季は積雪することも珍しくないので、車の方は天気予報と道路情報を確認してからお出かけください。伊豆の祭り・イベント
年間を通して穏やかな気候の伊豆では、花にまつわるイベントが多く、また花火大会や祭りも年間を通して各地で行われています。海・山・川からの自然の恵み・旬の食材もバラエティに富んでいるので、違ったエリア、違った季節に訪れる伊豆はその度に違った印象を与えてくれるでしょう。【春】2~5月
みなみの桜と菜の花まつり(南伊豆)
日本一早咲きの桜として知られる河津桜が開花する2月上旬から約1ヵ月は「河津桜まつり(東伊豆・河津)」が開催されます。桜といえば、ほぼ同じ時期に開催される「みなみの桜と菜の花まつり(南伊豆)」では、菜の花(黄色)と桜並木(桜色)の色のコントラストが見事です。他にも3月下旬~4月上旬になると、各地で桜まつりが開催されています。
一方、西伊豆の松崎では農閑期の田んぼを使った大きな花畑が登場します。3月上旬からアフリカキンセンカなど6種類の花が次々に咲き出し、最終の5月になると(1日~6日)無料で花摘みができます。他、伊豆高原・小室山公園のつつじ祭り(4月29日~5月5日)、かわづ花菖蒲園(5月1日~6月15日)なども毎年花見客で賑わっています。
中伊豆を中心にイチゴ狩りも盛ん
春はイチゴやタケノコが旬の時期。また、伊豆ではおなじみのキンメダイは通年水揚げされますが、冬から3月頃までと6月頃からの産卵前が旬と言われています。
≪主なイベント≫
幕末にタイムスリップしたかのような雰囲気が体験できる、下田の黒船祭
また、南伊豆・下田の一大イベント、幕末の歴史にちなんだ「黒船まつり」(下田/5月第3土曜を挟む金~日曜日)は当時の様子を彷彿とさせる仮装したパレードや花火で盛り上がります。見るだけでなく、観光客も大正・昭和時代の着物に着替えて祭りに参加できるコーナー(有料)もあって楽しめます。