そういう人は何が理由で生きやすくなっていったのでしょうか。「40代になって生きやすくなる女性」の傾向を紹介します。
<目次>
生きやすくなる女性1:過去に「合わないこと」「苦しくなること」を経験した
若いころは経験値が少ないので、自分に何が合うのか、合わないのか、何をしたら心地よいのか、苦しくなるのかが分からない人が多いもの。でも、年を重ねるにつれて、より自己を理解できるようになり、「合わないもの」「苦しくなるもの」を選択しないようになってきます。それで、生きやすくなっていくのです。
ただし、自己を理解できるようになったのは、若いころに「合わないもの」「苦しくなるもの」を選択した経験があったからこそ。だから、どんな経験もマイナスではないし、つらいことがあったときこそ、「自分を知ること」「学ぶこと」が大事なのですよね。
生きやすくなる女性2:「世間や他人の正解」より「自分らしさ」を選ぶ
若いころは、「こうでなければならない」といった、“世間や他人の正解”に振り回されがち。でも、経験を重ねるにつれて、「それが必ずしも正解ではない」と気付くことは多いでしょう。例えば、結婚も出産も必ずしなくてはいけないことではないし、仕事だって、男性が就くことが多い職業に就いてもいい。
さらに、若いころは“自分にとっての正解”が分からない分、根強くある「女性はかわいげがあった方がいい」「若い方が価値がある」など、女性に対する偏見に縛られがち。でも、年を重ねていくにつれて「人からどう見られるか」よりも、「自分はどうありたいか」の方が大切になってきます。なぜなら、その方が幸せになれることを理解するからです。
その結果、“自分らしさ”を選んでいく人は、精神的にも楽になってくるのです。
生きやすくなる女性3:自分にとって必要ないものは未練なく捨てられる
精神的に成熟していくにつれて、“一般的には価値があるもの”でも、“自分にとって必要ないもの”に対しては、どうでもよくなってきます。若いころは、“周りから「すごいね」と言われるもの”を持っていることが、自分を幸せにしてくれると勘違いしがち。でも、必ずしも「人に羨まれるものを持っていること」と「幸せ」は比例していなく、むしろ“自分に合わないもの”を維持し続けることで苦しくなってきます。
そのことを経験上学んだ人は、未練なく、自分に合わないものはパッと捨てて、楽になれることが多いのです。
生きやすくなる女性4:「失敗する恐怖」がなくなり大らかになる
生きづらくなることの原因で一番多いのが「人間関係の悩み」。柔軟性と大らかさを持つことで、意外と上手に人付き合いができるようになることは多いものです。経験を積むと、いろいろな角度で物事を見られたり、さまざまなことができるようになったりするので、柔軟性をもって対応できるようになります。
例えば、「自分にできるのか、できないのかの判断ができる」「『この状況だとこうなるだろう』と先を読める」「1つのことにこだわらずに、代替案を出して対応できる」「経験から、相手の気持ちを理解でき、仲間と調和しながら物事を進めやすくなる」などができるようになると、失敗しにくくなります。
実は、「失敗するかもしれない」という恐怖心を抱いてしまうと、自分の身を守ることに注力し、相手を責めてしまいがち。それで人間関係を壊してしまうことが多いのです。
できる限り、柔軟性と大らかさをもって人と関われるようになると、人間関係も良くなり、生きやすくなるでしょう。
生きやすくなる女性5:「心と体の声」を聞き、無理をしない
若いころは自分の限界が分からず無理しがちですが、大人になるにつれて“心と体の声”を聞けるようになり、ギリギリの状態で立ち止まれるようになっていきます。やはり「生きやすさ」には、心身の健康は必要不可欠。ちょっと風邪をひいただけでも、ごはんがおいしくなくなったり、人と話したくなくなったりして、楽しくなくなりますしね。
いつだって体は資本。大変な状況になりそうなときは、「無理をしないためには、何を捨てるか」を考える癖をつけると、心身の健康を維持でき、生きやすくなるでしょう。
生きやすい人は、自分を愛し、大切にしている
ここまで「生きやすい女性ができていること」を5つ紹介しました。結局のところ、これらは全て「自分を愛し、大切にする」ことにつながっています。自分を愛するとは、「“ありのままの自分”を受け止め、成長を願うこと」。生きづらさを感じる人は、その“ありのままの自分”を受け止めず、理解すらしていないまま、自己に理想を押し付けて無理をさせてしまうから、苦しくなってしまうのです。
幸せでいるためにも、自分らしく、心身を大切にして生きていくことは大切。自分に合わない環境、人、ものは手放す勇気がある人ほど、幸福度が上がることは多いのです。
「自分にとって、本当に大切なものは何か」をよく知り、それを守りながら幸せになることを目指したいものですね。








