人間関係

「40代になったら楽になれた!」“生きづらさ”から解放される女性の「5つの傾向」

「20代、30代のころより生きやすくなった」という40代女性たちの声を聞くことがあります。彼女たちは、生きづらさを抱える人と何が違うのでしょうか。「40代になって生きやすくなる女性」の傾向を5つ紹介します。※サムネイル画像:PIXTA

ひかり

ひかり

恋愛・人間関係 ガイド

コラムニスト。夕刊フジでコラム連載をきっかけにコラムニストに。数々のメディアでコラムを掲載している。著書に「“子供おばさん”にならない、幸せな生き方」(ステップモア)、書籍『愛される人の境界線 -「子供おばさん」から「大人女子」に変わる方法』(KADOKAWA/中経出版)など。

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「40代になって生きやすくなる女性」の特徴とは?(画像:PIXTA)

「40代になって生きやすくなる女性」の特徴とは?(画像:PIXTA)

生きづらさを感じている人は、少なからずいますが、年を重ねるにつれて精神的に解放され、楽になる人もいます。

そういう人は何が理由で生きやすくなっていったのでしょうか。「40代になって生きやすくなる女性」の傾向を紹介します。
<目次>

生きやすくなる女性1:過去に「合わないこと」「苦しくなること」を経験した

若いころは経験値が少ないので、自分に何が合うのか、合わないのか、何をしたら心地よいのか、苦しくなるのかが分からない人が多いもの。

でも、年を重ねるにつれて、より自己を理解できるようになり、「合わないもの」「苦しくなるもの」を選択しないようになってきます。それで、生きやすくなっていくのです。

ただし、自己を理解できるようになったのは、若いころに「合わないもの」「苦しくなるもの」を選択した経験があったからこそ。だから、どんな経験もマイナスではないし、つらいことがあったときこそ、「自分を知ること」「学ぶこと」が大事なのですよね。

生きやすくなる女性2:「世間や他人の正解」より「自分らしさ」を選ぶ

若いころは、「こうでなければならない」といった、“世間や他人の正解”に振り回されがち。でも、経験を重ねるにつれて、「それが必ずしも正解ではない」と気付くことは多いでしょう。

例えば、結婚も出産も必ずしなくてはいけないことではないし、仕事だって、男性が就くことが多い職業に就いてもいい。

さらに、若いころは“自分にとっての正解”が分からない分、根強くある「女性はかわいげがあった方がいい」「若い方が価値がある」など、女性に対する偏見に縛られがち。でも、年を重ねていくにつれて「人からどう見られるか」よりも、「自分はどうありたいか」の方が大切になってきます。なぜなら、その方が幸せになれることを理解するからです。

その結果、“自分らしさ”を選んでいく人は、精神的にも楽になってくるのです。

生きやすくなる女性3:自分にとって必要ないものは未練なく捨てられる

精神的に成熟していくにつれて、“一般的には価値があるもの”でも、“自分にとって必要ないもの”に対しては、どうでもよくなってきます。

若いころは、“周りから「すごいね」と言われるもの”を持っていることが、自分を幸せにしてくれると勘違いしがち。でも、必ずしも「人に羨まれるものを持っていること」と「幸せ」は比例していなく、むしろ“自分に合わないもの”を維持し続けることで苦しくなってきます。

そのことを経験上学んだ人は、未練なく、自分に合わないものはパッと捨てて、楽になれることが多いのです。

生きやすくなる女性4:「失敗する恐怖」がなくなり大らかになる

生きづらくなることの原因で一番多いのが「人間関係の悩み」。柔軟性と大らかさを持つことで、意外と上手に人付き合いができるようになることは多いものです。

経験を積むと、いろいろな角度で物事を見られたり、さまざまなことができるようになったりするので、柔軟性をもって対応できるようになります。

例えば、「自分にできるのか、できないのかの判断ができる」「『この状況だとこうなるだろう』と先を読める」「1つのことにこだわらずに、代替案を出して対応できる」「経験から、相手の気持ちを理解でき、仲間と調和しながら物事を進めやすくなる」などができるようになると、失敗しにくくなります。

実は、「失敗するかもしれない」という恐怖心を抱いてしまうと、自分の身を守ることに注力し、相手を責めてしまいがち。それで人間関係を壊してしまうことが多いのです。

できる限り、柔軟性と大らかさをもって人と関われるようになると、人間関係も良くなり、生きやすくなるでしょう。

生きやすくなる女性5:「心と体の声」を聞き、無理をしない

若いころは自分の限界が分からず無理しがちですが、大人になるにつれて“心と体の声”を聞けるようになり、ギリギリの状態で立ち止まれるようになっていきます。

やはり「生きやすさ」には、心身の健康は必要不可欠。ちょっと風邪をひいただけでも、ごはんがおいしくなくなったり、人と話したくなくなったりして、楽しくなくなりますしね。

いつだって体は資本。大変な状況になりそうなときは、「無理をしないためには、何を捨てるか」を考える癖をつけると、心身の健康を維持でき、生きやすくなるでしょう。

生きやすい人は、自分を愛し、大切にしている

ここまで「生きやすい女性ができていること」を5つ紹介しました。結局のところ、これらは全て「自分を愛し、大切にする」ことにつながっています。

自分を愛するとは、「“ありのままの自分”を受け止め、成長を願うこと」。生きづらさを感じる人は、その“ありのままの自分”を受け止めず、理解すらしていないまま、自己に理想を押し付けて無理をさせてしまうから、苦しくなってしまうのです。

幸せでいるためにも、自分らしく、心身を大切にして生きていくことは大切。自分に合わない環境、人、ものは手放す勇気がある人ほど、幸福度が上がることは多いのです。

「自分にとって、本当に大切なものは何か」をよく知り、それを守りながら幸せになることを目指したいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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