Siriについて、よく挙げられる懸念点と、それらに対する対処法をまとめたので、ご紹介します。
「プライバシー・個人情報の流出」の懸念
多くの人が不安に感じているのは、Siriを使うことで個人情報が流出するのではないかという点です。しかし実際には、Siriはできるだけデバイス本体だけで処理が完結する仕組みとなっており、音声データも不用意にサーバーへ送信されることはありません。そのため、セキュリティー面は非常に高いと言えるでしょう。さらに、AppleによればSiriでの検索内容やリクエストはApple IDと結び付けられておらず、マーケティング目的で利用されたこともないとされています。プライバシー保護の仕組みはかなり厳格と言えます。
それでも不安に感じるという人は、「Siriの音声録音を共有しない」設定を利用することで、さらに安心して使うことができます。
■音声入力の履歴の削除方法
「設定」アプリを開き、「Apple IntelligenceとSiri」→「Siriと音声入力の履歴」と進んだ先から、履歴の削除が可能です。
■履歴を残さない方法
「設定」アプリを開き、「プライバシーとセキュリティー」→「解析と改善」と進んだ先にある「Siriの音声入力の改善」をオフにすると、履歴が残らないようになります。
「バッテリーの消耗が激しくなる」懸念
「Hey Siri」を有効にしていると、常に音声を聞き取るためSiriが待機して、バッテリーの減りが早くなるのではという懸念の声もあります。そこで筆者は「Hey Siri」のオン・オフ両方の状態を一定期間試して、バッテリーの減り方を比較してみました。その結果、体感できるほどの大きな差はありませんでした。したがって、バッテリー消費について過度に心配する必要はないと言えます。ただし、それでもバッテリー消費を最小限に抑えたい場合は、「Hey Siri」をオフにするのがよいでしょう。
■「Hey Siri」をオフにする方法
「設定」アプリを開き、「Apple IntelligenceとSiri」→「Siriに話しかける / タイプ入力する」と進んだ先で、「“Hey Siri” 」のチェックを外します。
「通信量が増える」懸念
Siriの利用によって通信量が圧迫されるのではないかと心配する人もいるでしょう。筆者のiPhoneのモバイルデータ使用履歴を確認したところ、全体の通信量が約1.17TBなのに対し、Siri関連は1.12GBほど。割合にして約0.01%で、影響はごくわずかでした。この点もあまり気にする必要はないでしょう。
ただしごく一部のケースでは、Siriの通信量が異常に多くなる場合も報告されています。その場合は、「ネットワーク設定をリセット」することで改善することがあります。もしも異常な通信量が続く場合は、この方法も試してみてください。
■「ネットワーク設定をリセット」する方法
「設定」アプリを開き、「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」と進み、表示されたメニューから「ネットワーク設定をリセット」を選択します。
「他人に勝手に使われてしまう」懸念
最も注意したいのは、他人が勝手にSiriを使うケースです。ロック画面でもSiriが呼び出せる設定の場合、第三者が操作できてしまう可能性があります。こうしたリスクを減らすには、「ロック中にSiriを許可しない」設定に変更することが効果的です。この設定にすると、他人があなたの端末経由で情報にアクセスするリスクを下げることができます。
■ロック中にSiriを許可させない方法
「設定」アプリを開き、「Apple IntelligenceとSiri」の中にある「ロック中にSiriを許可」をオフにします。
結論:適切に設定すれば問題なく使える
Siriに関してプライバシー・バッテリー・通信量など、さまざまな懸念があるのは事実です。 しかし、筆者の考えでは、そのどれも「使わない方がいい」というほどの深刻なデメリットではありません。設定を見直すだけで、多くのリスクは軽減できます。Siriは日常の操作を効率化してくれる便利な機能です。気になる点は事前に把握した上で、自分に合った使い方を選ぶことが大切でしょう。








