今回は、定期貯金に1年・3年・5年で預けた場合、それぞれどのくらい利息がつくのかをシミュレーションし、あわせて仕組みや注意点もやさしく解説します。※金利は2025年11月4日時点
ゆうちょ銀行の定期貯金の利息をシミュレーションしてみよう!
ゆうちょ銀行の定期貯金に、100万円、500万円をそれぞれ預けた場合の利息をざっくり計算してみましょう。【1年預けた利息】金利0.275%(単利)
100万円を預けた場合、1年後に受け取る利息は以下のとおりです。
・2750円(税引前)
・2190円(税引後)
500万円を預けた場合、1年後に受け取る利息は以下のとおりです。
・1万3750円(税引前)
・1万958円(税引後)
【3年預けた利息】金利0.350%(半年複利)
100万円を預けた場合、3年後に受け取る利息は以下のとおりです。
・1万546円(税引前)
・8404円(税引後)
500万円を預けた場合、3年後に受け取る利息は以下のとおりです。
・5万2730円(税引前)
・4万2019円(税引後)
【5年預けた利息】金利0.400%(半年複利)
100万円を預けた場合、5年後に受け取る利息は以下のとおりです。
・2万180円(税引前)
・1万6081円(税引後)
500万円を預けた場合、5年後に受け取る利息は以下のとおりです。
・10万904円(税引前)
・8万406円(税引後)
参考:利息のシミュレーションは以下のサイトを参照しました。
イオン銀行「定期預金シミュレーション」
ゆうちょの定期貯金とはどんな商品?
ゆうちょ銀行の定期貯金は、1000円以上で預け入れ可能。預入期間は「1カ月~5年」まで選べ、満期時には「自動継続(再び定期にする)」も選択できます。利息の計算方法は、預入期間が3年未満は単利、預入期間が3年以上は半年複利となっています。
【単利とは?】
毎回、元金だけに利息がつく仕組みです。
【複利とは?】
利息にもさらに利息がつく仕組み。長期で預けるほど有利になります。
●途中解約の仕組みも知っておこう
定期貯金は、満期前に解約すると、「預入期間内払戻利率」が適用されます。
これは、預けた期間に応じて定期より低い金利で利息が計算される仕組みです。ただし、預入時の「通常貯金金利(現在0.200%)」を下回ることはありません。
参照:ゆうちょ銀行「定期貯金」
定期貯金を利用する際の注意点
定期貯金を利用するときは、以下の3つの点に注意しましょう。①途中解約すると利息が減る
定期貯金は「約束期間まで預けることで通常よりも高い金利が確定する」という商品です。そのため、途中で引き出すと利息は通常よりも少なくなってしまいます。
「近いうちに使う予定があるお金」は、定期ではなく普通預金に分けておくか、期間の短い定期貯金を選ぶようにしましょう。
②複利効果を生かすには「3年以上」がおすすめ
ゆうちょ銀行では、3年以上の定期貯金から複利が適用されます。定期貯金の預入期間の最長は5年。短期で使わない資金なら、「3年以上」で預けた方が効率的に増やせます。
③金利は変動するため、預入時の時点でチェック
定期貯金の金利は、預けたときの金利が契約期間中は固定されます。しかし、継続を選んだときは、自動継続した時点の金利が適用となります。定期貯金の金利は、時期や金融情勢によって変動するため、預入・継続時点では、適用される金利を確認しておきましょう。
まとめ
ゆうちょ銀行の定期貯金は、金利自体は、ネット銀行の定期預金などと比べると高くはありません。全国どこでも利用できる利便性、手軽さに安心感があります。預ける際は、途中で解約せず、3年以上の複利型でじっくり運用するのがおすすめです。時間を味方につけて、着実に資産を育てましょう。参照:定期貯金 ゆうちょ銀行








