ただ、金の埋蔵量には限りがあるといわれています……。いつか枯渇して採掘できなくなってしまうのでしょうか。金の素朴な疑問について、All About 株式・ファイナンシャルプランナー ガイドの伊藤亮太がさくっと分かりやすく解説します。
Q. 金の埋蔵量には限りがあるというのは本当?
米国地質研究所(USGS)「Mineral Commodity Summaries」によれば、2024年末時点における世界の金埋蔵量はおよそ6万4000トンと推定されています。さらに金が埋蔵している可能性はあるものの、現状の技術や採掘コストを考慮すると、経済的に可能な採掘できる金の量は“限定される”といえるのです。
Q. いつ枯渇してしまう?
現在の世界における年間の採掘量がおよそ3300トンほど。そのため計算上では、今の採掘ペースが続くとすると、6万4000トン÷3300トン=約19年3カ月で枯渇してしまうことになります。Q. 新しい金が取れなくなってしまったら、私たちの生活には影響がある?
金は、宝飾品や投資などに利用されるだけでなく、電子機器や医療機器、航空宇宙産業などでも利用されています。皆さんが持っているスマートフォンにも。そのため、場合によっては、こうした機器の価格上昇などに影響をもたらす可能性があります。Q. 貴重な金をムダにしないために、私たち消費者ができることはある?
まず、今ある金をいかにリサイクルして利用していくかが求められるでしょう。使い終わった電子機器や家電製品などに眠る貴金属などの資源を「都市鉱山」と呼びますが、特に日本は「都市鉱山大国」ともいわれるほど、金を含んだ製品を数多く利用しています。スマートフォンやSIMカード、パソコンなど数多くの製品に金が使用されているため、リサイクルを通じて、資源の有効活用を図るべきです。また、不要となった金製品を買取業者に売却し、金のリサイクルに役立てることも検討してみてもいいでしょう。








