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「北海道」に詳しい旅のプロが感動した! 秋の行楽に本気で推したい名所3選【2025年最新】

旅のプロが、自身の体験を通して本気で推したい「秋の名所」を3カ所選ぶとしたら……。この秋のおでかけプランの参考にしたいプロ目線のポイントを、All About「北海道」ガイドの大谷修一が紹介します。

大谷 修一

大谷 修一

北海道 ガイド

北海道在住の風水師。得意とするのが風水と旅行を掛け合わせた「風水トラベル」。雑誌やテレビ番組、本の執筆のため、北は利尻・礼文の島々から南は道南・松前まで北海道内の津々浦々を巡り、風水エネルギーたっぷりのパワースポットやその土地土地の名湯名泉、美味しい食べ物を取材・発信している。

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秋の澄んだ空気に誘われて、旅のプロが心からおすすめする「秋の名所」へ……。実際に足を運んだからこそ語れる魅力と、プロならではの視点で楽しむおでかけポイントを、All About「北海道」ガイドの大谷修一が紹介します。
<目次>

「山の紅葉を満喫できる」層雲峡と黒岳

「層雲峡」双爆台から望む銀河の滝(左)と流星の滝(北海道)※撮影:大谷修一

「層雲峡」双爆台から望む銀河の滝(左)と流星の滝(北海道)※撮影:大谷修一

「日本一早い紅葉」で知られる大雪山連峰は、北海道の秋の幕開けを告げる名所。その中でも黒岳は「山の紅葉」を満喫できる絶景スポットです。

黒岳山頂から始まる紅葉前線は徐々に麓へと下り、10月には層雲峡全体が赤や黄の錦に包まれます。温泉街の背後には秋色に染まった黒岳がそびえ、周囲360度を紅葉が囲む圧巻の風景が広がります。

このエリアでおすすめの紅葉スポットは、温泉街から約3kmの場所にある「流星の滝」「銀河の滝」です。勇壮な滝と奇岩を彩る紅葉のコントラストは息をのむ美しさ。また展望台「双爆台」からは、力強く流れる流星の滝と優雅に落ちる銀河の滝を同時に望むことができ、雄大な山の紅葉を心ゆくまで堪能できます。

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「渓流の紅葉が絵画のよう」定山渓

定山渓の名所「二見吊橋」と紅葉の渓谷(北海道)※撮影:大谷修一

定山渓の名所「二見吊橋」と紅葉の渓谷(北海道)※撮影:大谷修一

札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓は、温泉と自然が調和する人気の観光地です。1年を通して多くの観光客が訪れますが、ベストシーズンはやはり紅葉の秋。10月上旬から中旬にかけては「渓流の紅葉スポット」として最も美しい季節を迎えます。

定山渓渓谷ではカエデやナナカマドなど15種類以上の木々が赤や黄に染まり、渓流沿いの遊歩道を歩けば、原色の絵画の世界に迷い込んだような絶景が広がります。特に名所の「二見吊橋」から眺める紅葉の渓谷は圧巻。このエリア一帯では夜になると「定山渓ネイチャールミナリエ」というイベントが開催され、光の演出が渓谷を幻想的に彩ります。昼夜を通して紅葉と渓流の美を堪能できる札幌屈指の紅葉名所です。

「水辺の紅葉と白雪、青空の三重奏」青い池とブルーリバー

美瑛の「青い池」と立ち枯れのカラマツ(北海道)※撮影:大谷修一

美瑛の「青い池」と立ち枯れのカラマツ(北海道)※撮影:大谷修一

富良野の北西、十勝岳の中腹にある美瑛の「青い池」は、四季折々に姿を変える幻想的な絶景スポットです。

1年で最も美しい季節は「山の紅葉」が映える秋。赤や黄に染まった木々が池を囲み、青く澄んだ水面には白い立木と紅葉が織りなす「逆さ風景」が広がります。青い池から上流約3kmの「白金温泉」にあるブルーリバー橋の下に落ちる「白ひげの滝」の紅葉も必見。崖の中ほどから繊細に流れ落ちる滝が青い川へ注ぎ込み、紅葉とのコントラストが見事です。

10月も中旬を過ぎると、遠くの大雪山系の山々は雪化粧をまとい、青空・白雪・紅葉の三重奏が生み出す絶景は、ここを訪れる多くの観光客の心を魅了してくれます。
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