この調査は、同社が日本航空株式会社(以下、JAL)との連携を機に、JALマイレージバンク会員とFunds会員を対象に実施されたもので、旅と資産運用にどのような関連性があるのかが分析されました。
資産運用に積極的な人が好む旅行先は?
直近1年間の資産運用状況と旅行回数について分析すると、資産運用に積極的な人(資産運用積極層)は、そうでない人(消極層)と比べて、年間の旅行回数が約2.7倍多く、資産運用に積極的な人ほど多く旅行していることが分かりました。では、資産運用に積極的な人はどのような旅行先を好むのでしょうか。
今回の調査では、1位に「北海道」がランクインしたほか、「イタリア(2位)」「フランス(5位)」「スペイン(6位)」などのヨーロッパ諸国も上位に多く挙がっています。3位の「ハワイ」や、4位の「沖縄」も含め、国内外において遠方への旅行が好まれている印象です。 ※資産運用の積極層は、投資中の金融商品4個以上かつ運用額が1500万円以上、消極層は投資中の金融商品3個以下かつ運用額1500万円未満と定義
旅行に積極的な人が好む金融商品は「国内株式」!
一方で、旅行頻度と資産運用額について分析すると、旅行に積極的な人(旅行積極層)は、そうでない人(旅行消極層)よりも運用額が多い傾向が見られました。旅行積極層の資産運用額(中央値):1250万円
旅行消極層の資産運用額(中央値):750万円
続けて、旅行に積極的な人が好む金融商品も見てみましょう。
今回の調査によると、1位は「国内株式」、2位に「投資信託」、3位に「クラウドファンディング」がランクインしているほか、「債券」「貴金属」といった幅広い投資手法が好まれていることが分かります。資産運用に対して前向きな人ほど、選択肢を広く持ち、自分に合った方法を柔軟に取り入れる傾向があるといえそうです。 ※旅行積極層は年間旅行回数が5回以上、消極層は4回以下と定義
旅と資産運用は、生活の満足度を向上!
調査では、旅と資産運用の両方に積極的な層と、両方に消極的な層の「生活全体の満足度」についても分析しています。両方に積極的な層は、そうでない層と比較して生活満足度のスコア(10点満点)が2.0ポイント高いことが分かりました。 ファンズ株式会社の代表取締役CEO、藤田雄一郎氏は、「今回の調査によって、『旅』と『資産運用』に高い相関性があることが分かっただけでなく、両方に取り組んでいただけると、幸福度も高まることが判明しました」とコメント。
目先の消費や節約に偏るのではなく、将来を見据えながら今を楽しむ姿勢が、人生の満足度を高めるのかもしれません。
※1 出所:JTB総合研究所「アウトバウンド 日本人海外旅行動向」
※2 出典:金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査」
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年8月6日~24日
調査対象:JALメルマガ登録者、Fundsメルマガ登録者
有効回答数:3524名
出典:Funds、旅行と資産運用に関する調査を実施