お祝い・ギフト/おすすめギフト

敬老の日に「お月見」の器を贈る

工芸店「ようび」は、「用途の美」を重んじ、1970年より作家のみの器を扱いながらも、使い手を第一に、その生活の中でこそ生かされる、多用途に使いやすく、長く愛されるものを一途に提供。

執筆者:冨田 いずみ

年を敬い、月を愛でる器


お湯呑みセットと月の膳
左/かたち違いのペアで愉しい 染付細麦わら湯呑(手前)・染付細麦わら湯呑<極細>(奥)・坂東晃司 各¥4,200(税込)冷酒や一輪挿しにもお使いいただけます。 右/お月見の宵を演出する まるでお月様のように美しい 黄彩土器5寸皿・正木春蔵¥7,770(税込) 赤絵蓮文酒杯・吉住章¥3,150(税込)※こちらの酒杯は完売。 にちにち箸・奥田志郎 ¥1,050(税込)粉引能管箸置・長森慶¥1,050(税込) 正目に割いた木目が美しい へぎ目尺2丸盆・恩田志郎¥36,750(税込)

9月18日は、敬老の日。そして2006年、今年の十五夜・中秋の名月(旧暦で8月15日)は、10月6日。日が落ちて吹く風にも秋の気配を感じる今日この頃。お月見膳を愉しむ器を、敬老の日に贈っても、素敵かも知れないと思いました。

ゆっくり、ゆったり過ごす時間を、つむぎ出すような贈り物が、ふさわしくなる季節。ふと、器好きのお母様を持つ、若いデザイナーの友人が、去年教えてくれた、工芸店「ようび」のサイトが思い浮かびました。

漆芸家・故野田行作氏がお兄様でいらっしゃる、真木啓子さんがその作品を売る場所として、1970年、大阪曾根崎に開いたのが始まり。店名の「ようび」は「用途の美」に由来し、命名者は、あの京都は茶懐石料理店「辻留」の二代目御主人・辻嘉一さん。お得意様も錚々たる老舗旅館や老舗料亭の名がつらなります。

作家との対話から 生まれる 長く愛される日用具


日用具としての和食器いろいろ
左上/すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、御飯まで、これ一つでOK! 黒鍋尺2・土楽工房・福森雅武¥22,050(税込)別売り蓋¥4,200(税込)右上/自然釉薬が優しい 染付網目飯碗(手前)¥3,675(税込)・染付細麦わら飯碗(奥)¥5,250(税込)・坂東晃司 左下/冷酒もぬる燗も似合う 錫角盃(奥)・錫丸盃(手前)・ゆり工房・中村百合恵 各¥6,615(税込)右下/小っちゃな耳が可愛らしい 粉引耳盃(小)・有光武元¥2,205(税込) ジャムやバター入れとしてもお使いいただけます。

「ようび」のサイト、そこには、使い手を待つ、使うほどに愛着を増すような、なんとも良い表情の器が並んでいます。店主の見立ての妙と、作家である造り手の愛が、サイトの画面をも通して伝わって来ます。実店舗さながらに目に飛び込んで来るので、お気に入りが見つかり過ぎて困るほど。

クオリティの高い商品画像は、写真集を見るような美しさをたたえながらも、商品の細部の具合がクリアにわかる親切さが伺え、ふさわしい言葉を選んだ商品解説も特長が端的に紹介され、手に取るようにわかります。何より、長年築き上げた作家さんとの信頼関係が見えて来るから流石です。

包装も完璧。奉書紙の熨斗(のし)に店主自ら筆で名入れをし、印刷物ではない紙水引を掛けていただけます。引出物や内祝い、お使い物も安心してお願い出来ます。どんなものが良いか、器選びの御相談受け入れから、最後のお届けまでゆきとどいた配慮とサービスが素晴らしい。

サイト上のネットショップで、十二分の工芸店「ようび」ですが、優れたサイトほど、実店舗があれば、そちらはさぞかしだろうと、遠方から無理をしてでも訪れたくなるのが、ユーザー心理ではないでしょうか?私も京都・大阪へ行く機会があれば、是非立ち寄りたいと思うお店の一つです。


【店舗情報】
工芸店ようび

住所:大阪市北区曽根崎1丁目8-3 曾根崎ビル1階
地図:YAHOO!地図
電話:06-6314-0204
営業時間:AM 11:00~PM 6:00
休み:日曜・祭日
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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