
iPhone低電力モードにデメリットはある? ※画像:筆者撮影
<目次>
- 「実はiPhoneの低電力モードを使い過ぎるとよくない」と聞いたことがあります。低電力モードの使用には、どんなデメリットがあるのでしょうか?
- CPUの性能が最大で約40%低下
- 自動更新の停止
- 一部の利便性の低下
「実はiPhoneの低電力モードを使い過ぎるとよくない」と聞いたことがあります。低電力モードの使用には、どんなデメリットがあるのでしょうか?
まず、低電力モードを使っても、iPhone本体に悪い影響が出ることは考えにくいです。ただし、バッテリーの持ちを良くするために、いくつかの機能が制限される点には注意しなければいけません。普段と比べて使い心地が変わることがあるため、それをデメリットと感じる人もいるでしょう。低電力モードでは、以下の機能が制限されます。
CPUの性能が最大で約40%低下
低電力モードをオンにすると、iPhoneの処理能力が抑えられ、CPUの性能が最大で約40%低下するとされています。そのため、3Dグラフィックを多用するゲームや動画編集など、負荷の高い処理には時間がかかる場合があります。Web閲覧、動画再生、メールやLINEの送受信など、比較的負荷の少ない日常的な利用用途の範囲内であれば、影響を感じづらいかもしれません。
自動更新の停止
低電力モードをオンにすると、アプリのバックグラウンド更新や自動ダウンロード、自動アップデートが行われなくなります。バックグラウンド更新が停止すると、自動同期や通知は届かなくなることがあるようです。そのため、必要な情報が最新のものかどうか、自分で確認するようにしましょう。
一部の利便性の低下
低電力モードをオンにすると、次のような制限や変化が生じます。- ディスプレイの明るさの低下
- 一部のビジュアルエフェクトの停止
- 自動ロックまでの時間が30秒に短縮
- ProMotionディスプレイ搭載モデルのリフレッシュレートが最大60Hzに制限
高いパフォーマンスが求められるアプリでは、これらの制限による影響を特に感じやすいでしょう。特にクオリティーの高いゲームアプリなどでは、いままでのような鮮明で滑らかなビジュアルにはならない可能性があります。
低電力モードは、iPhoneのパフォーマンスを抑えることで、バッテリー駆動時間を延ばすことができる便利な機能です。利便性が低下することはありますが、低電力モードを使ってもiPhone自体に悪影響が及ぶことはありません。そのため、バッテリー残量が少ないときは安心して低電力モードを利用できます。