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値上げラッシュに負けない!スーパー別おすすめクレジットカード4選

関東圏で利用者の多い主要スーパーと、相性のよいクレジットカードを4枚厳選して紹介。それぞれのカードのポイント還元率や特典、電子マネーとの相性まで、分かりやすく解説します。※サムネイル画像出典:freeangle/PIXTA(ピクスタ)

酒井 富士子

酒井 富士子

60代の得する働き方 ガイド

経済ジャーナリスト。株式会社回遊舎 代表取締役。上智大学新聞学科卒業後、日経ホーム出版社に入社。「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルートに入社。「赤すぐ」(赤ちゃんのためにすぐ使う本)副編集長を経て、2003年から現職。近著に『60代の得する「働き方」ガイド』がある。

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食料品や日用品の値上げが続くいま、注目したいのが、普段よく行く「スーパー」と、何気なく使っている「クレジットカード」の組み合わせです。じつはこの選び方1つで、日々の出費に大きな差が生まれることもあります。

今回は、関東圏で利用者の多い主要スーパーと、相性のよいクレジットカードを4枚厳選して紹介。それぞれのカードのポイント還元率や特典、電子マネーとの相性まで、分かりやすく解説します。

1. イオンでお得に貯めるなら「イオンカードセレクト」

イオンやマックスバリュを頻繁に利用するなら、「イオンカードセレクト」は節約の強い味方。WAON POINTが200円ごとに1ポイント(=0.5%還元)貯まるうえ、イオン独自の特典が豊富です。

特に注目したいのが、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」。これらの日は、イオン系列の対象店舗でイオンカードセレクトを使って支払うと買い物が5%オフになるため、まとめ買いのタイミングとして活用する人も多いです。

加えて注目したいのは、電子マネーWAONへのオートチャージ時に200円ごとに1ポイント(=0.5%還元)が付与される点です。WAONでの支払いで、さらに200円ごとに1ポイント(=0.5%還元)が付くため、チャージ+支払いで合計1%還元を実現できます。

また、イオンカードセレクトはイオン銀行のキャッシュカード機能を備えた一体型カードで、他のイオンカードにはない銀行ならではの特典が受けられるのも大きな魅力です。

例えば、イオン銀行の普通預金金利は、イオン銀行Myステージの適用により最大年0.25%まで引き上げられます(2025年7月時点)。イオン銀行Myステージは、給与や年金の受け取り、各種引き落としなどの取引実績に応じてステージが上がり、その内容に応じて特典が充実する仕組みです。このように、銀行との連携があることで、買い物以外の場面でもお得が広がります。

なお、以前は毎月5のつく日にWAON POINTが2倍になる「お客さまわくわくデー」も実施されていましたが、こちらは2025年6月に廃止されており、現在は実施されていません。

2. 西友・LIVIN派にうれしい「楽天カード」

西友・LIVINをよく利用するなら、「楽天カード」が断然お得。「楽天Edy」と組み合わせることで、200円ごとに2ポイント(=1%還元)貯まるため、日常使いの買い物で着実にポイントを貯められます。

さらに見逃せないのが、「楽天ポイントアップデー」の存在。毎月1日と第1・第3日曜日には、楽天カードの提示+支払いで、200円ごとに6ポイント(=3%還元)が貯まります。ただし、キャンペーンを受けるためには、専用ページからの事前エントリーが必要となります。

さらに、毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日(いわゆる「5と0のつく日」)に楽天カードを利用すると、ポイントが通常の4倍(200円ごとに8ポイント)貯まります。こちらも専用ページからの事前エントリーが必要なので、忘れずに申し込みましょう。

また、貯まった楽天ポイントは、楽天市場での買い物はもちろん、西友・LIVIN・サニーの一部店舗でも1ポイント=1円で利用可能。楽天ペイと連携すれば、他の加盟店でもスムーズに使えるなど、使い道の広さも魅力です。

3. 人気のスーパー、オーケーでは「三菱UFJカード」が有利

圧倒的な低価格が人気のディスカウントスーパー「オーケー」と、最も相性がよいのが「三菱UFJカード」です。

2025年6月からポイントプログラムがリニューアルされ、オーケーをはじめとした対象のスーパーやコンビニ、飲食店など、日常生活でよく使う店舗での還元率が大幅にアップしました。具体的には、お買い物利用での還元率が通常の基本ポイント0.5%に加え、特別加算6.5%(※)が付与され、合計最大7%還元(200円につき14ポイント)となります(2025年7月時点)

なお、対象となるスーパーは「オーケー」のほか「東武ストア」「東急ストア」「肉のハナマサ」「ジャパンミート」などさまざまで、これらのスーパーと組み合わせるのもおすすめです。

ただし、対象店舗は国際ブランドによって異なります。例えば、オーケーや東急ストア、肉のハナマサ、ジャパンミートは、American Express®ブランドは対象外なので注意してください。

さらに、MUFGアプリや銀行口座連携など、所定の条件を満たせば、最大20%還元も可能なプログラムが用意されていますので、こちらも要チェックです。

※6.5%相当の特別加算は、毎月16日から翌月15日までの利用分に対して、合計5万円の利用が上限

4. イトーヨーカドーでは「セブンカード・プラス」が主役

イトーヨーカドーやヨーク、セブン-イレブンなど、セブン&アイグループの店舗を頻繁に利用するなら、「セブンカード・プラス」は非常に相性のよい1枚です。このカードの最大の強みは、nanacoポイントが貯まることに加え、割引特典やチャージ機能も備えている点です。

まず、セブン&アイグループの対象店舗でこのカードを使えば、200円(税込)ごとに2ポイント(=1%還元)のnanacoポイントが付与され、日常の買い物でも効率よくポイントを貯められます。

さらに、毎月8日・18日・28日には「ハッピーデー」としてイトーヨーカドーの買い物が5%オフになるため、特定日にまとめ買いをすれば、ポイントと割引の両方のメリットを享受できます。

また、セブンカード・プラスは、nanacoへのクレジットチャージでも200円ごとに2ポイント(=1%還元)が付く唯一のカードです。つまり、チャージ時とnanaco支払い時にそれぞれポイントが付くため、使い方次第ではポイントの二重取りが可能となります。

このように、日常の買い物からチャージ、割引までカバーできるセブンカード・プラスは、セブン&アイグループを日常使いする人にとって、還元性と利便性の両面で非常に優れたカードと言えます。

クレジットカードとスーパーのベストな組み合わせを味方にしよう!

どのカードが一番お得かは、「どのスーパーをよく利用するか」によって大きく変わります。還元率だけでなく、「特定日の割引」「電子マネーとの併用可否」「キャンペーンの頻度」なども加味して、最適な1枚を選びましょう。

最近では、PayPayとVポイントの相互交換が可能になりました。こうしたポイント連携は、今後ますます拡大していく可能性があります。こうした動きに対応するためにも、保有カードや利用するスーパーは、定期的に見直すのがおすすめ。値上げラッシュに振り回されず、賢くポイントを貯める第一歩になります。
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