
ニセ警察官による詐欺被害が急増 ※画像:警察庁 公式X
「ニセ警察詐欺」が急増…… 見破るポイントは?
警察庁は「警察官を名乗る者から『あなたが犯罪に加担した証拠がある!』などと追い詰められ、『容疑を晴らすため』の行動を指示されて、お金をだまし取られる被害が多発しています」とコメント。事例や対策などを紹介した文書を添付した。警察庁によると、令和7年5月時点でのニセ警察詐欺の認知件数は3816件、被害額は316億1000万円。詐欺手口の中には実在する警察署の電話番号を偽造表示したり、ビデオ通話で偽物の警察手帳や逮捕状を見せたりするといったケースもあり、手口が巧妙化しているという。
このような詐欺を見破るポイントとして、以下の4点を挙げている。
ホンモノの警察官は、「警察庁はそうした形で金銭を要求することはありません」と断言したうえで、要求に応じずに警察へ相談するよう呼び掛けた。
・電話で捜査対象となっているなどと伝えることはありません。
・メッセージアプリで連絡をすることはありません。
・警察手帳や逮捕状の画像を送ることはありません。
・個人のスマートフォンに突然ビデオ電話をすることはありません。
SNSユーザーからも「電話が来た」との声多数
今回の投稿に対して「電話の向こうで無線の声聞こえたからまじかと思った」「自分は『捜査に協力してほしい』っていう電話が来たことがある」「捜査員を名乗る男からスマホに電話がありました」など、実際にニセ警察官から電話がかかってきたというSNSユーザーの声が散見された。また「本物の警察官が証明に苦労しそうで心配」といったコメントも寄せられている。もし警察署などの電話番号から連絡があった場合でも安易に信用せず、不審と思った場合はすぐに通話を切り、最寄りの警察署や警察相談専用電話(#9110)に相談を。
<参考>警察官を名乗る者から「あなたが犯罪に加担した証拠がある!」などと追い詰められ、「容疑を晴らすため」の行動を指示されて、お金をだまし取られる被害が多発しています。
— 警察庁 (@NPA_KOHO) July 1, 2025
ニセ警察官のダマシが始まる前に、『犯人の電話をブロック!』https://t.co/0JH3SCpX65 pic.twitter.com/4turnrR4PO
警察庁 公式X
警察庁「ニセ警察詐欺に注意!#ニセ警察詐欺」
※コメントは原文ママ
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