一昔前の「安かろう悪かろう」ではないのが、今の100円ショップ。クオリティーもかなり高く、「100円だから仕方ないよね」と愚痴をこぼす人も少なくなっているのではないでしょうか。
そうはいっても、一般メーカーに比べて低価格なのは事実。そこで今回は、節約のプロや100円ショップの専門家として仕事をしている筆者が、100円ショップで「あえて買わないもの」と「あえて買うもの」をご紹介します。
「同じ見た目でそろえたい収納グッズ」は100円ショップで買わない
100円ショップは、「低価格で作ってくれるメーカーにその都度発注する」という流れで商品が作られることがあります。そのため、メーカーが変われば細かなデザインや見た目が違ってきてしまうのです。「収納グッズは同じ見た目でそろえたい」と希望する人には、100円ショップはあまり向いていないかもしれません。筆者は、今後も追加で増やしたくなる可能性があり、どうしてもデザインをそろえたいというものは100円ショップでは購入していません。「デザインが変わっても別にいいや!」と思えるものは、100円ショップで購入しています。
「壊れやすいパーツがあるもの」は100円ショップで買わない
さまざまなアイテムがある中で、パーツに蝶番(ちょうつがい)があるものや、ゴムで閉じるようなものは100円ショップでは購入していません。蝶番が壊れやすかったり、ゴムが伸びてしまったりすることがあったからです。しかし、前述のように最近の100円ショップはクオリティーが高くなってきているので、もちろん壊れずに使えているものもあります。「一部の刃物類」は100円ショップで買わない
刃物類は、使うシーンによって100円ショップで買わないものと買うものを分けています。キッチンで使う包丁やピーラーなどは、やはり切れ味が大きく違ってくるので100円ショップでは買わず、一般メーカーの中でもある程度お値段がするものを購入しています。逆に、玄関に置いておく、荷物を開封するためのカッターやハサミは100円ショップのもので十分活躍してくれるので愛用しています。「接着剤」は100円ショップで買う
接着剤を一度使った後、次に使おうとすると固まってしまっていて使えない、という経験がある人も多いのではないでしょうか。そのため筆者は、接着剤は100円ショップで小分けになっているものを購入しています。小さい接着剤4個で110円(税込)というものもあり、万が一固まって使えなくなっても諦めがつく範囲です。「頻繁に使わない調味料」は100円ショップで買う
調味料の使い方は家庭によって大きく異なってくると思いますが、筆者宅では焼肉のたれをあまり使いません。基本的には調味料は開封したら1カ月以内に使い切りたいので、多少割高であっても100円ショップの小さいサイズがちょうどいいのです。そのため、頻繁に使わず、1カ月以内に使い切れないと予想される調味料に関しては、あえて100円ショップで購入するようにしています。100円ショップは目的で使い分けるのが大切。自分にとって何が重要なポイントなのかをしっかりと認識していれば、100円ショップの買い物で失敗することもなくなるのではないでしょうか。