節約

「キッチンのシンク」でやってはいけない6つのこと。シンクを長く清潔に保つには?

毎日使うキッチンのシンクには、実はやってはいけないことがいくつかあります。それを知らないとシンクが傷だらけになったり、カビが発生しやすくなったりすることもあるのです。今回は、キッチンのシンクでやってはいけないことを6つご紹介します。

矢野 きくの

矢野 きくの

節約・家事・100円ショップ ガイド

家事アドバイザー・節約アドバイザーとして、家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、連載などで活動。 時短家事術、シニア家事のアドバイスをはじめ、「防災士」として家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち食品ロス削減をテーマにした講演など【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。

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キッチンのシンク

キッチンのシンクでやってはいけないこと

毎日使うキッチンのシンク。その使い方1つで、輝きがなくなったりカビが発生しやすくなったりと、きれいな状態を保ちにくくなってしまいます。今回は、長くきれいな状態でキッチンシンクを使うためにも、やってはいけないことをご紹介します。

1. 熱湯を流すこと

麺類や野菜をゆでたあと、シンクに直接熱湯を流している人もいるのではないでしょうか。シンクに熱湯を直接流すのは避けましょう。シンクの素材によって違いがありますが、熱湯によって変形することもあります。排水管も熱湯によってヒビが入ったり破損したりする可能性もあり、最悪は水漏れなどの事態を招くことも……。熱湯を流したい場合は、洗い桶に熱湯をためて冷ましてから流すか、水を流しながら温度を下げて流すなどの対処が必要です。

2. 硬いタワシやメラミンスポンジで磨くこと

硬いタワシやメラミンスポンジは、シンクの表面に細かな傷を付けてしまいがちです。特に、ステンレスシンクは傷がつくとそこに汚れや水あかが入り込みやすくなり、見た目が悪くなるだけでなく、腐食やサビ、カビ発生の原因にもなります。メラミンスポンジは研磨力が強いため、表面のコーティングをはがしてしまうことも。シンク掃除には柔らかいスポンジや布を使い、中性洗剤で優しく洗うのがおすすめです。

3. 排水口に油を流すこと

油は水に溶けにくく、排水管の内側に固まってしまいます。これが詰まりの原因となり、水の流れが悪くなるだけでなく、悪臭の原因にも。もちろん環境にも悪いことです。揚げ物をしたあとの油などは、専用の凝固剤を使ったりキッチンペーパーなどに染み込ませたりしてから捨てるのが正しい処理方法です。定期的に排水口の掃除もして、油汚れの蓄積を防ぎましょう。
キッチンシンク

使い方次第でキッチンのシンクはきれいな状態を保つことができる

4. シンク内を包丁や硬いもので強く叩くこと

シンクは調理中に包丁を置いたり、硬いものをぶつけたりしがちですが、これによってシンク表面に凹みや傷ができることがあります。特にステンレスシンクは変形しやすく、凹み部分に汚れがたまりやすくなります。凹みがひどいと洗い物の際に水がたまり、不衛生になることも。包丁はまな板の上で使い、シンクの中ではものを丁寧に扱うようにしましょう。

5. 熱々の鍋やフライパンをシンクに置くこと

シンクの素材によっても異なってきますが、耐熱性が強くないものもあります。熱い鍋やフライパンを置いてもいいと明記されているものでない限り、加熱直後のものをシンクに置くのは避けましょう。シンクが変形する原因にもなりかねません。

6. 塩素系漂白剤を長時間放置すること

食器類の漂白やシンクのカビ落としなどに使うことがある塩素系の漂白剤。塩素系漂白剤は強力な洗浄力がありますが、シンクのステンレスやゴムパッキンを傷める恐れがあります。特に、長時間放置すると金属部分が腐食しやすくなり、サビが発生する原因に。さらに、漂白剤が排水管に残ると悪臭や詰まりの原因にもなります。使用後は十分に水で流すことが大切です。

これらのポイントに気を付けることで、キッチンのシンクを長持ちさせ、清潔に保つことができます。毎日のことなので、習慣づければさほど難しいことではありません。ぜひ覚えてシンクを長持ちさせてくださいね。
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