個人向け国債・変動10年を「金利1.0%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・変動10年(金利1.0%/年)を100万円購入した場合の6カ月後の利息の計算は以下のとおりです。【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.0%×1/2(半年間であるため)=5000円
実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1015円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。
そのため、個人向け国債・変動10年を金利1.0%で100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「5000円-1015円=3985円」です。
参照:変動10年「第183回債」/財務省
個人向け国債の6つのメリット
個人向け国債は、特に投資初心者やリスクを抑えたい方に適した金融商品です。以下に、その主なメリットを分かりやすくご紹介します。●個人向け国債のメリット1:元本保証でリスクが少ない
個人向け国債は、日本政府が元本と利息の支払いを保証しているため、預けたお金がなくなるリスクは少ないです。株式や投資信託のように価格が大きく変動することもなく、資産が目減りする心配も少ないのが特徴です。「できるだけリスクを抑えて、お金をしっかり守りたい」という人にとって、安心して利用できる金融商品と言えるでしょう。
●個人向け国債のメリット2:1万円から気軽に始められる
「投資はまとまったお金が必要」と思われがちですが、個人向け国債は1万円から購入できるため、少額でスタートできます。お試し感覚で始められるので、投資初心者にもぴったりです。
●個人向け国債のメリット3:最低金利0.05%保証&定期預金より高金利
ゆうちょ銀行や大手銀行の1年もの定期預金の金利は「年0.275%」ですが、最近の個人向け国債はそれより高い金利が設定されています。しかも、市場金利がどれだけ下がっても「年0.05%」という最低金利が保証されています。
「安心してお金を預けながら、少しでもお得に運用したい」という方にとって、個人向け国債は有力な選択肢と言えるでしょう。
参照:ゆうちょ銀行(金利一覧)
●個人向け国債のメリット4:簡単に購入できる
個人向け国債は毎月発行されており、いつでも購入しやすいのが魅力です。購入できるタイミングが多いため、ライフプランに合わせて無理なくスタートできます。2025年5月12日時点で、全国に884カ所の取扱金融機関があり、銀行や証券会社など身近な場所で手続き可能です。取扱先の詳細は財務省のホームページで確認できます。
・全ての取扱金融機関一覧/財務省
●個人向け国債のメリット5:譲渡や相続が可能
個人向け国債は、1万円単位で譲渡や相続が可能です。これにより、家族間での資産移転や相続対策としても活用できます。
●個人向け国債のメリット6:1年たてば中途換金も可能
個人向け国債は、購入してから1年間は原則として中途換金ができません。しかし、購入から1年が経過すれば、いつでも中途換金(途中解約)できます。「まとまったお金が急に必要になった」「他の資産運用に回したい」といった場合でも、柔軟に対応できるのがメリットです。
中途換金時には利息の一部が差し引かれる仕組みになっていますが、それでも元本は保証されており、安全性を保ちながら資金の流動性も確保できるのは大きな魅力です。
個人向け国債は、「大きく増やす」よりも「堅実にお金を守り育てたい」人に向いている商品です。メリットを知って「少し気になる」と感じたなら、まずは無理のない金額で試してみるのがおすすめ。安心して続けられることが、着実な資産形成のスタートになります。