国内クルーズ

豪華客船でワーケーション! 会議の後は“船上の大浴場”へ…ダイヤモンド・プリンセスのオフタイム

クルーズファンに人気の「ダイヤモンド・プリンセス」。働く場所の自由度が高まる昨今、ワーケーションで乗船したいと思う人もいるのではないでしょうか。そのような方に向けて、オフタイムの楽しみ方とおすすめの料金プランを紹介します。

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

プリンセス・クルーズは、アメリカに本社を置くプレミアム・クルーズライン。サービスと価格のバランスがよいと人気のクルーズ会社です。

今回、クルーズコンサルタントの筆者が乗船したのは、2014年から日本発着クルーズを運航し、クルーズ誌の読者投票「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー2024」で客船部門第1位を受賞した「ダイヤモンド・プリンセス」。現役世代が乗船しても問題なくワーケーションできるのか、執務環境をチェックしてきました。この記事ではクルーズならではのオフタイムの楽しみ方を中心に、ワーケーションで乗船する人におすすめの料金プランを紹介します。

※米ドル→日本円の換算は、1ドル150円を基準で算出しています
ダイヤモンドプリンセス

日本発着クルーズでおなじみのダイヤモンド・プリンセスにはファンも多い

<目次>

執務環境もばっちり! プリンセス・クルーズ

ワーケーションしたい人はもちろん、そうでなくても今やネットにつながらない環境は不安も多いもの。プリンセス・クルーズはつながりやすさで定評のある「スターリンク社」のWi-Fiを採用。メールはもちろんオンラインミーティングもOK。オフタイムは動画やSNS投稿なども楽しめるなど、現役世代も乗りやすい環境が整っています。

※執務環境などの詳細は、クルーズ船内でオンライン会議はできる? ダイヤモンド・プリンセスでワーケーションしてみた!で確認を!
ダイヤ

ノートパソコンに資料を広げても余裕のデスク。電源が3カ所あり、ベッドのサイドテーブルにはUSB電源も 

ダイヤモンド・プリンセスのオフタイムは、楽しみの選択肢が豊富

せっかくクルーズに乗船したのだから、仕事が終わったオフタイムは存分に楽しみたいもの。まずはおすすめのオフタイムの過ごし方を紹介します。

なおダイヤモンド・プリンセスでは、船内の会計や部屋のキーはカードタイプではなく「メダリオン」という位置情報付きのメダルタイプのものを利用。同行者がどこにいるかもスマホで一目瞭然! 家族それぞれで過ごした後の待ち合わせにも便利ですし、位置情報があることでプリンセス・クルーズならではのサービスが提供されます。
メダリオン

同行者がどこにいるかが分かるメダリオン。例えばシアターのどの辺りの席にいるかまで把握できる

1. 大海原の上で極上のリゾートを満喫
プールやジャグジーで極上のリゾートを満喫。プールサイドやデッキでお気に入りの場所を見つけたら、デッキチェアでくつろぐのもおすすめ。「メダリオン」の位置情報をもとに飲み物を届けてくれるサービスもあります。
ダイヤモンド

筆者のお気に入りのデッキチェア。誰にも邪魔されず大海原をひとり占め 

2. ランニングやフィットネス 船上で汗を流して健康に
ジムには最新のフィットネスマシーンが配され、早朝から多くの人でにぎわいます(利用無料)。スタジオプログラムは有料になりますが、ヨガやストレッチのほか、フィットネスバイクを利用したものもあります(かなりハードでした)。 
フィットネス

ストレッチやヨガのほかにもフィットネスバイクを利用したプログラムもある

スポーツデッキやミニゴルフ、卓球台などの設備もあり、大会が開かれることもあるので興味のあるものに参加をしてみるのもおすすめ。デッキにはランニングコースもあり、朝の日の出をランニングやウオーキングをしながら迎える人も多くいます。 
ダイヤモンド

シャッフルボードはトーナメントも開かれる! 盛り上がるのでぜひ参加を

3. ショーに映画、エンターテインメントを楽しむ
船内では、生演奏やさまざまなイベントを開催。夜はシアターの多彩なショーを楽しんだり、デッキでは星空の下、ポップコーンを食べながら映画鑑賞も。スケジュールや内容は毎晩部屋に配達される船内新聞で確認できます。
ダイヤ

デッキは天然の映画館に。チェアに寝転がって夜空の下で鑑賞する映画はプライスレスな体験に(ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ) 

ダイヤモンド

シアターでは毎晩さまざまなショーが鑑賞できる

4. 美食と美酒に酔いしれる。夜はフルコースを堪能
朝・昼・夜に加えて夜食やおやつまで、「食べる」楽しみは尽きません。船内にはビュッフェレストランのほか、メイン・ダイニングが5つあります。提供メニューは同じですが、それぞれ内装が異なり、お好みのスタイルで夕食が楽しめます。例えば、毎晩決まった席で決まった時間に決まった人とテーブルを囲む、都合にあわせて毎晩時間を予約する、予約なしで気ままに利用するなど。それぞれよさがあるので好みで選択を。
ダイヤ

メイン・ダイニングではフルコースのディナーを!(料金はクルーズ代に込み) 

サボイ

メインダイニングの1つ「サボイ」は、毎晩好みの時間で予約ができる

「海(Kai)寿司」など、スペシャリティレストラン(有料)の利用も旅の思い出におすすめ。食後のバー巡りも楽しいですよ。
ダイヤモンド

アフタヌーンティーが開催される日も!

5. 大海原を眺めながら、大浴場「泉の湯」で疲れを癒す
日本人といえばお風呂ですが、客室は一部をのぞきシャワーしかないため、大浴場はありがたい存在。

「泉の湯」は日本発着クルーズを運航するダイヤモンド・プリンセスだけの特別な施設。男女別の内湯・露天風呂のほか、はやりのサウナも楽しめます。水着着用で利用できる屋外スパプールもあり、こちらは夫婦や家族で一緒に利用ができます。仕事終わりのご褒美に、ぜひ!

※泉の湯は有料。1回:29ドル(約4350円)。回数券やクルーズ期間を通して使えるパスがお得(5回:99ドル/クルーズパス:159ドル)
ダイヤ

開放感あふれる「泉の湯」は、日本発着をするダイヤモンド・プリンセスならではの施設 

泉の湯

泉の湯。屋外スパプール(水着着用)では大海原を一望し海風を感じながらくつろげる

6. 寄港日には観光もOK! 身軽な荷物でふらっと観光へ
朝到着し夕方に出航するのが船の基本パターン。重たい荷物は船に置いて身軽にふらっと観光やご当地のランチを食べに下船するのもいいでしょう。寄港中は電話もつながるので、寄港地のカフェでワーケーションも気分が変わり、いいですよ。 
今回は宮崎の油津に寄港。バスで近くの飫肥(おび)へ。情緒あふれる城下町を堪能 

今回は宮崎の油津に寄港。バスで近くの飫肥(おび)へ。情緒あふれる城下町を堪能 

ダイヤモンドプリンセス

鹿児島寄港時には、フェリーで桜島へ。展望台に行き温泉に入って船に戻りました 

ワーケーションにかかる費用は? プリンセス・プラスで快適に

船でのWi-Fi料金は意外と高いもの。Wi-Fiをクルーズ期間中利用予定なら「プリンセス・プラス」という料金プランでクルーズを申し込むのがおすすめです。

「プリンセス・プラス」はクルーズ単体の料金に加えて9500円×泊数が別途必要になりますが、1デバイス分のWi-Fi利用料に加え、支払い必須のチップ代も含まれています。これだけで41.99ドル(約6298円/日)相当になるだけでなく、1日15ドルまでのドリンクが15杯、ミネラルウオーターやソフトドリンクが無制限に利用できる「ビバレッジ・パッケージ」(64.99ドル/日。約9750円)も含まれるのでかなりお得です。
ダイヤ

お気に入りの場所から、スマホでドリンクのオーダーが可能。アルコールも15ドル以下は1日15杯まで含まれる

ミネラルウオーターは意外と消費しますし、プリンセス・プラスなら無料で客室やプールサイドなど好きな場所にメダリオンの位置情報をもとに飲み物をデリバリーしてくれるのが、とにかく快適。しかもドリンクの種類も豊富です。
ダイヤ

ドリンクメニューは豊富で、コーヒーはイタリアのLAVAZZAの豆を利用。トッピングも選べてオリジナルのコーヒーが楽しめる

仕事中にカフェラテが飲みたい、夕日を見ながらスパークリングワインで乾杯したいというときも、スマホからオーダーすれば持ってきてもらえます。もちろん食事中のドリンクも頼めますし、ジャグジーから映画を観ながらオーダーなんていうことも可能。それぞれ単体で追加すると高いと感じるかもしれませんが、「プリンセス・プラス」だとお値段以上に快適で、ぜいたくな気分が味わえます。 

ほかにも「プリンセス・プラス」にはルームサービスが無料(一部有料メニューあり)、カジュアル・ダイニング(海寿司など)でのセットメニュー(14.99ドル:約2250円)とフィットネスのプログラム(35ドル:約5250円)が、それぞれクルーズ中2回まで無料といった特典もあります。
プレミアム

クルーズ中に一度はチャレンジしたい「プレミアム・デザート」も1日2個まで無料!(そんなに食べられませんが) 

注意点としては、プリンセス・プラスは、同室の人全員が加入する必要があることです。お子さんがいる家族などでは、Wi-Fiやドリンクがオーバースペックになってしまうことがあるので、必要なものを個別に手配することも検討しましょう。
ダイヤ

クルーズはワーケーションにおすすめ

ワーケーションといいつつも、やはりクルーズに乗船したらできるだけオフタイムを楽しみたいもの。乗船した7割がリピートするといわれるクルーズ。現役世代にも利用しやすい環境が整っているので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
  
プリンセス・クルーズ 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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