ですが今、地方銀行が運営する「インターネット専用口座」の普通預金金利が注目を集めています。普通預金といえば、生活費や急な出費に備えて「いつでも使えるお金」を置いておく場所。だからこそ、「どこに預けるか」で受け取る利息にも差が出てきます。
今回は、2025年3月25日時点の情報をもとに、ゆうちょ銀行と金利の高い地方銀行の普通預金金利を比較。その差がどれくらいあるのか、具体的に見ていきましょう。
【2025年3月時点】金利の高い地方銀行とゆうちょ銀行、普通預金の受け取り利息額に最大2.5倍の差!
今回紹介する地方銀行には、インターネット専用口座が設けられておりわざわざ足を運ぶことなく個人口座を開設できます。2025年3月時点で、普通預金の金利が高い地方銀行を3つご紹介します。100万円預け入れした場合、1年間でどのくらい利息が付くのか計算してみましょう。※1年間、金利も預金残高も変わらなかった場合を想定
島根銀行 スマートフォン支店
島根銀行 スマートフォン支店では、全国どこからでも円普通預金を好金利で預けることができます。詳細は以下のとおりです。・商品名:しまぎんふるさと普通預金(通称:TAMERU)
・金利:0.5%
・預入期間:定めなし
・預入金額:1円以上
日本国内に居住する満18歳以上で、スマートフォン支店をご利用される方が利用できます。
もし、100万円を1年間預けた場合の利息は5000円(税引後3985円)となります。
参照:島根銀行スマートフォン支店「しまホ!」
山陰合同銀行 DanDanBANK
山陰合同銀行 DanDanBANKでは「DanDan普通預金」という高金利定期があります。詳細は以下のとおりです。・商品名:DanDan普通預金
・金利:0.3%
・預入期間:定めなし
・預入金額:1円以上
日本国籍かつ日本国内に居住する満16歳以上、DanDanBANKアプリをご利用の個人の方が利用できます。
もし、100万円を1年間預けた場合の利息は3000円(税引後2391円)となります。
参照:DanDan普通預金|DanDanBank|山陰合同銀行
きらやか銀行 SBIさくらんぼ支店
きらやか銀行 SBIさくらんぼ支店では、高金利に加えて「キャッシュプレゼント」がもらえるうれしいキャンペーンが実施されています。詳細は以下のとおりです。・商品名:普通預金 キャッシュプレゼントプログラム「四季のボーナス」
・金利:0.3%
・キャンペーン期間:2025年1月1日~12月31日
・対象条件:普通預金残高が100万円以上ある方(期間中の残高基準)
このキャンペーンでは、普通預金に100万円以上を預け入れると、自動的にエントリーされ、残高を維持している方に対して、四半期ごと(年最大4回)のキャッシュプレゼントが行われます。
なお、普通預金は、日本国内に居住する18歳以上の個人の方が対象で、1円から預け入れ可能。100万円未満の預け入れでも通常の普通預金として利用できます。
もし、100万円を1年間預けた場合の利息は3000円(税引後2391円)となります。
参照:四季のボーナス | きらやか銀行
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行における普通預金とは、「通常貯金」という金融商品です。通常貯金の金利は2025年3月3日から0.2%に引き上げされました。もし、100万円をゆうちょ銀行の通常貯金に1年間預けた場合の利息は2000円(税引後1594円)となります。金利の高い地方銀行とゆうちょ銀行の普通預金の受け取り利息額に最大2.5倍の差があることが分かりますね。
ちなみに「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」といったメガバンクの普通預金も金利は「0.2%」です。
参照:金利一覧-ゆうちょ銀行
まとめ
普通預金の金利は、銀行によって大きく差があります。ネット銀行も金利が高い傾向にありますが、金利の適用には条件が付くことも少なくありません。その点、今回ご紹介した地方銀行のインターネット支店は、特別な条件なしで高金利が得られるのが魅力。口座を開くだけで有利な金利が適用されるため、注目が集まっています。中には、申し込みが殺到し、手続きに時間がかかる銀行もあるようです。
家計用のサブ口座として、金利の高い預け先を選ぶことは、ちょっとしたおトク感もありうれしいものです。この機会に、今あるお金の「置き場所」を見直してみてはいかがでしょうか。