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狙いうちしたものは……
好きなものを好きなだけ食べられるブッフェ。だからといって、何でも許されるわけではありません。シャインマスカットを楽しみにしていたのはあなただけではありません! ブッフェでは、周囲の人への気配りは不可欠です。シャインマスカットがすぐに補充されていたらいいのですが……。「大量のシャインマスカットをほぼ1人で全部持っていった(30代女性/愛知県)」
これは寿司店でも聞かれるエピソード。ごはんが苦手なのか、よりたくさんのネタを食べたいのか理由は不明ですが、すしはネタとシャリのバランスを楽しむもの。ネタだけ食べるなんて、邪道ですよ。「おすしのネタだけとった (40代女性/埼玉県)」
小分けされたポーションタイプのジャムやバターは、確かに持ち帰りしやすいかもしれません。ですが、その場で食べることを想定したものを無断で持ち帰ることはマナー違反です。「ジャムなどのポーション類を大量に持っていく外国の方がいた(40代男性/愛知県)」
衛生観念のなさに我慢できない
いずれの内容も、外国人旅行者によく見られる行動として多くのコメントが寄せられました。食べるものだけに見過ごせない人が多いようです。「料理の前でぺちゃくちゃマスクをつけずにしゃべっている(40代女性/福岡県)」
「一度とったものをまたトレイに返したこと(30代女性/福岡県)」
どこででも大声でよくしゃべる外国人旅行者。ですが、ブッフェ台の前でだけはやめてほしいというのが日本人の本音。「楽しみにしていた朝食が台無しになってしまった」との声もありました。一度取った料理を戻したり、直箸で料理を取ったりという行動も、日本人でする人はほぼいないのではないでしょうか。「大皿から直箸で食べ物を取っていたのを見た(50代女性/東京都)」
文化・マナーの違い
日本人にとっては当たり前のブッフェマナーも、知識のない外国人旅行者には理解できないことが多々あります。ブッフェ会場では、先に席取りをしてから料理を取りに行くことがほとんど。席取りになじみのない外国人は、誰も座ってさえいなければ好きな席に座り、先に席を取った人が戻っても譲らない、ということがしばしば起こるようです。「『食事中』の札を置いて食事を取りに行ったら、自分たちの席に外国人が座っていた。その札には英語やその他言語も記載されていた(20代女性/埼玉県)」
ブッフェの料理は残してはいけないというのが暗黙のマナー。ですが、外国人旅行者にその認識はないため、「大量の料理を皿に盛り、大量に残す」のが当たり前になっているよう。もったいない精神が根付く日本人にはこの行動が特に気になるようです。「食べきれない量の刺身をとり、案の定残していました(20代女性/埼玉県)」
目撃した男性は「箸を使わない文化の方だと分かっているのですが少し抵抗があった」とのこと。無理強いはできませんが、日本独自のマナーも旅行体験の1つとして楽しんでもらえるといいのかもしれません。「お米や焼き魚を手で食べていたときはびっくりしました(20代男性/新潟県)」
いかがでしたか。外国人旅行者の行動を目の当りにすると、当たり前と思っていたブッフェマナーも実は「暗黙のルール」に縛られていたことに気付くかもしれません。
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