大阪・関西万博は約半年間! 前半がおすすめ

大阪・関西万博の会場となる夢洲(提供:2025年日本国際博覧会協会)
チケットを購入したら、来場日時の予約も必要です。パビリオンの中には事前予約制のものもあるので、合わせて予約しておきましょう。
見どころ1:万博会場のシンボル「大屋根リング」

大阪・関西万博会場のシンボル「大屋根リング」(提供:2025年日本国際博覧会協会)
会場に着くと、まず目に飛び込んでくるのが会場のシンボル「大屋根リング」です。内径が約615m、一周約2km、高さ約12m(外側約20m)もある世界最大の木造建造物で、「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を表現。たくさんの木材を組み合わせて造られており、釘を使わない日本の伝統的な貫工法が採用されています。

大屋根リングのスカイウォーク(提供:2025年日本国際博覧会協会)
見どころ2:新感覚の体験が目白押し「シグネチャーパビリオン」

シグネチャーパビリオン「null²」©2024 Yoichi Ochiai / 設計:NOIZ / Sustainable Pavilion 2025 Inc. All Rights Reserved.
例えば、落合陽一さんがプロデュースする「null²(ヌルヌル)」は「いのちを磨く」をテーマにしています。なお、nullとは、コンピューターで「無」を表す概念。この展示では来場者の姿がデータとして取り込まれ、デジタルヒューマンとしてパビリオン内を動きます。これにより、デジタル技術が生み出す新たな自分との対話という、新しい体験が実現します。

シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」ⓒKURAGE Project & Dai Nippon Printing Co., Ltd. (DNP) All Rights Reserved
そのほかにも宮田裕章さんの「Better Co-Being」、石黒浩さんの「いのちの未来」、福岡伸一さんの「いのち動的平衡館」、河森正治さんの「いのちめぐる冒険」、小山薫堂さんの「EARTH MART」、河瀨直美さんの「Dialogue Theater - いのちのあかし -」など、個性豊かなパビリオンがそろっています。
見どころ3:世界旅行気分の「海外パビリオン」

カタールパビリオン© Kengo Kuma & Associates
個性豊かな建物デザインもパビリオンの魅力。不思議な形のカタールパビリオンは、隈研吾建築都市設計事務所が手がけたもので、カタールのダウ船と呼ばれる伝統的な帆船と日本の指物の技術からインスピレーションを受けたものです。

モナコパビリオン ©Atelier Pierre & Jerome Hein Architecte
見どころ4:充実の「国内・民間パビリオン」

日本館(提供:経済産業省)
「日本館」は、「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、1つの「循環」を創出します。館内は、ごみを微生物が分解し、水などの新たな姿に生まれ変わる過程を紹介するプラントエリア、藻類の力とカーボンリサイクル技術により、素材を生み出すファームエリア、日本ならではの「循環型ものづくり」の考え方や社会実装の姿を伝えるファクトリーエリアの3エリアで構成されており、それぞれ「ごみから水へ」「水から素材へ」「素材からものへ」の循環を表現しています。展示にはハローキティやドラえもんなども登場し、小さな子供も喜びそうです。
また、大阪ヘルスケアパビリオン「Nest for Reborn」では自分の健康データから25年後の未来の自分(アバター)と対面できるそうで、こちらも気になります。

よしもと waraii myraii館 ©YOSHIMOTO ©WHY
ほかにガンダムの世界観を体感できるバンダイナムコホールディングスの「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」なども注目を集めそうです。
見どころ5:未来をのぞける「未来社会ショーケース」

空飛ぶクルマ ©オリックス株式会社

未来社会ショーケース「未来の都市」(提供:2025年日本国際博覧会協会)

アオと夜の虹のパレード(提供:ダイキン工業・サントリーHD)
ほかにも見どころがたくさん!

公式キャラクターミャクミャク(提供:2025年日本国際博覧会協会)
会場は甲子園球場の約40個分と広く、見どころもたくさん。どこから回るか迷ってしまう人は多いはず。ぜひ、この記事や公式Webサイトを参考に、ポイントを押さえて上手に回ってみてくださいね。
EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト