
夫婦の離婚危険度が分かる“たった1つの質問”
離婚を前提とした結婚をする人はいない
結婚とは「ずっと夫婦でいようね」という契約です。夫婦の数だけ夫婦の形もあるので「期間限定」で結婚する稀有な夫婦がいないとは言い切れませんが、定義的には「(よほどのことがない限り)離婚しない」前提で夫婦になるのが一般的な結婚といえるでしょう。しかし完璧な人間などいません。時には見誤ることも失敗することもあります。何事にも「絶対」はないし、結婚ほどの大事な決断でさえ「こんないい人はいない!」と勢いで決断してしまったり、「子を授かった」運命に従ったりした結果、数年後「やっぱり違った」と離婚に至ることもあります。
筆者自身、二度の離婚(法律婚、事実婚1回ずつ)を経験して実感したのは「結婚するよりも結婚生活を続けていくほうがずっと難しい」ということ。「互いが快適な結婚生活」を夫婦2人で作り出すことができなくなったら、離婚もやむを得ないとは思いますが、やはり10年、20年と結婚生活を重ねていくための努力も必要です。
離婚したのち再婚した人は、初婚よりも「結婚スキル」はあるかもしれません。しかしそれは成功事例ではなく失敗事例を体験したということ。反省材料を次に生かせなければ、失敗経験ばかりが増えてしまいます。
「つらい結婚生活」でも離婚しないよりマシ?
何があっても離婚はしない——そのようなポリシーを貫く人もいます。たとえ「この結婚は失敗だった」と認識していようと、過去の自分が選択したことに責任を果たそうとしたり、自分の人生に離婚歴という失敗経験を刻むことが許せず、意地を張ったりしてしまうのです。日々が決して幸せとはいえない(むしろしんどい)結婚生活を送ることに、果たして意味はあるのでしょうか。「子どものため」などという言い訳をしながら笑顔の消えた家庭を無理やり維持されても、当の子どもが喜ぶとは思えません。子どもだって自分を口実にしてほしくはないはず。
夫婦にとっての幸せは、その夫婦にしか分からないもの。一見不幸そうでも、当事者以外の人が「離婚したほうがいい」と決めつけるものではありません。「離婚しない」という考えも尊重すべき。きっと何らかの事情があるのでしょう。
以上を踏まえ、外野が「あの夫婦は離婚しそうか」邪推するような質問は考案しません。今回のタイトルは、夫(妻)の気持ちを信じることが難しくなってしまった人が、パートナーへ投げ掛けてみる質問です。
結婚生活がいつまでも順風満帆とは限りません。むしろ逆風に遭ったり、些細なことから相手への愛情が目減りしてしまったり、男女の感情以外の部分(仕事や家事への理解や協力など)で衝突が起きたりすることは、日常茶飯事かもしれません。
そこで相手に以下の質問してみてください。けんかの最中や残業で疲れて帰宅したタイミングは避け、相手が落ち着いているとき(晩酌中や休日のブランチ時など)に聞くのがポイントです。
「(今はこんな感じだけど)10年後、どんな家庭にしたいと考えてる?」
「たった1つの質問」で分かる離婚危険度とは
先の質問への答えから「現状の離婚危険度」を推測することができます。<離婚危険度0%>
夫婦のありたい姿や子どもの将来、老後のライフスタイルなどをその場で即答できるパ-トナーは、みじんも離婚することなど考えていません。せっかくですから、2人で10年後の未来について話し合い、幸せな青写真を一緒に描いてみましょう。
<離婚危険度50%>
即答できず「今言わなきゃダメ?」とはぐらかすのは、パートナー自身があなたとの未来を描けていないサイン。仕事が多忙過ぎる、子どもが反抗期で明日のことすら想像できない、親の介護で将来を考える余裕がない、などの事情であれば仕方がありません。同様に、あなた自身も10年後など想像できないはず。
心に余裕があるはずなのに明答を避けようとするパートナーには、あなたの描く未来を語ってみましょう。あなたの描く「10年後の家庭」像を真摯(しんし)に受け止めてくれるならば心配無用です。
<離婚危険度99%>
パートナー自身の回答どころか、あなたが語る10年後についてもめんどくさそうに聞き流したりバカにしたりするならば、事態は深刻です。未来どころか「来年も夫婦でい続けるかどうか」考えるタイミングかも。
離婚危険度99%の結果になったとしても、離婚と決めつけるのは時期尚早。この質問への回答が得られなくても「離婚100%」ではありません。現状2人が仲のいい状態でないとしても、今日をどう過ごすか、明日をどのように迎えるかを考え行動することだけはやめないで。
1日の終わりに気まずさが払拭(ふっしょく)されれば、明日は今日よりいい日になります。イヤなことをうやむやにせず、1つずつ対峙(たいじ)していけば、半年後1年後には今より幸せを感じる家庭に変化するかもしれません。
幸せな「10年後の家庭」は、日々の積み重ねなくしては実現できないのです。たとえ今が幸せでも、そこにあぐらをかいていたら、あっけなく崩れてしまうこともあるのです。
「10年後、どんな家庭にしたいか」——この質問をきっかけに、ぜひ夫婦の未来を一緒に考えてみてくださいね。