Q:69歳の男性。国民年金は満額ではありません。もらっている厚生年金に経過的加算が上乗せされていることは、どこで確認できますか?
「1955年2月生まれの69歳の男性です。現在、在職老齢年金を受け取っています。国民年金は満額ではありません。受け取っている厚生年金に経過的加算が加算されていることは、どのようにしたら分かりますか?」(とおるさん)![厚生年金の経過的加算はどこで確認できるの?](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/5/0/8/7/4/6/202502041139/10140000388.jpg)
厚生年金の経過的加算はどこで確認できるの?
A: ねんきん定期便に記載されています
国民年金の加入期間は20歳以上60歳未満の期間になるので、20歳になる前や60歳以降に厚生年金に加入した期間は、老齢基礎年金が増えることにはなりません。しかし代わりに老齢基礎年金に相当する金額が、老齢厚生年金からの『経過的加算』として加算されます。経過的加算は毎年、誕生月に届く「ねんきん定期便」で確認できますし、毎年6月に発行される「年金決定通知書・支給額変更通知書」に記載されます。
例えば、65歳以上の方は、図版の右、赤枠で囲ってある部分に経過的加算が記載されています。
https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/teikibin.files/02.pdf
https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/teikibin.files/09.pdf ※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)