2025年1月の値上がり商品は?
2025年1月は、製パンが一斉値上げ!
パン製品の一斉値上げは前回2023年7月以来、約1年半ぶりとなり1227品目にのぼります。大手製パン各社では、1月1日の納品分から価格改定を実施しています。◾️山崎製パン(ヤマザキ)
「ロイヤルブレッド」「ダブルソフト」などの食パンや、「北海道チーズ蒸しケーキ」「まるごとバナナ」など洋菓子を販売する山崎製パンは、食パン、菓子パン、和菓子、洋菓子など290品目を値上げしています。値上げ率は5.0%~7.3%です。
◾️フジパン
「本仕込食パン」や「ネオバターロール」、「スナックサンド」などを販売するフジパンは、食パン、食卓、菓子パン、惣菜パン、和洋菓子など169品目を値上げしています。平均値上げ率は4.7%です。
◾️敷島製パン(Pasco)
「超熟」シリーズや「イングリッシュマフィン」、「スナックパン」などを販売する敷島製パンは、食パン、食卓パンを約1%~約5%、菓子パン類を約2%~約5%値上げしています。
◾️第一パン
「アップルリング」や「大きなデニッシュ」シリーズ、「ポケモンパン」などを販売する第一パンは、食パン、和菓子、洋菓子および、一部の菓子パンなど平均5.4%を値上げしています。
近所のスーパーでは、まだ値上がりしていない?
すでにスーパーやコンビニの店頭で、一部のパン製品の価格が上がっているのを目にした人も多いのではないでしょうか。ただし、これらは出荷価格(卸価格)の改定なので、この値上げ率の通り、すぐに小売価格に反映されるわけではありません。スーパーの価格戦略によって値上げが遅れる場合や、特売などで据えおき価格で販売されることもあるでしょう。
製パン各社は、原材料費やエネルギーコストの上昇などを価格改定の理由としており、値上げはやむを得ないともいえますが、特売日をねらったり、プライベートブランドの食品に替えるなど、家計をやりくりする上では工夫していきたいところです。
(出典)
帝国データバンク:「食品主要195社」価格改定動向調査
山崎製パン:製品価格一部改定のお知らせ
フジパン:価格改定のお知らせ
敷島製パン(Pasco):商品価格改定のお知らせ
第一屋製パン株式会社:商品価格改定のお知らせ