ラーメン店の倒産が過去最多に ※画像出典:帝国データバンク Webサイト
業績が悪化した店舗数はコロナ禍直後の2020年度に次いで2番目に高い
業績悪化したラーメン店の数は2020年度に次いで2番目に高い ※画像出典:帝国データバンク Webサイト
今回の業績悪化・倒産について、原因の1つとなるのが原材料などの仕入価格の高騰。帝国データバンクでは各種統計情報を基にラーメンで使用する原材料のトータルコスト推移を試算。2024年平均(10月まで)の原価は22年平均比で1割超増加し、豚肉や背脂、麺やのり、メンマなど、スープや具材に至る幅広い原材料で価格が大幅に引き上がったと報告した。
また、コスト高にもかかわらずメニューの価格が追いついておらず、ラーメン1杯の全国平均は700円を下回る水準が続いているとも指摘。トッピングなしで1杯当たり1000円を超えると客足が遠のくといわれるラーメン業界。適正価格の形成が難しいことも、利益確保が年々困難化する要因となっている。
SNSユーザーからは「外食がここまで安いのは異常なんよ」という意見も
ラーメン店の倒産件数が過去最多との報告にSNSユーザーからは「外食がここまで安いのは多分やっぱり異常なんよ」「『1000円超えだったら別のコスパのいいのを選ぶ』っていう流れになるよね。私もランチとかでラーメン選ばなくなったし」「なんでも値上げして、電気代も瀑上げでも、客単価はそうそうあげれないのが飲食店」などの声が散見された。帝国データバンクではレポートにて「ラーメン店業界では、各種コストの増加分を価格に転嫁できない中小店を中心に、2025年も倒産増加のトレンドが続く可能性がある」ともコメントしている。
<参考>
帝国データバンク公式X
帝国データバンク「『ラーメン店』の倒産動向(2024年)」
※コメントは原文ママ
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