現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮崎県在住70歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:70歳女性同居家族構成:本人、夫(74歳)、母(97歳)
居住地:宮崎県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:100万円
現在の資産:預貯金1500万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金20年、厚生年金15年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5548円老齢厚生年金(厚生年金):2万1916円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万9000円(年額)
配偶者の年金や収入:年金190万円(年額)
「贅沢をしなければ、貯金にまわせます」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「毎月の生活は年金範囲内で収めております。贅沢をしなければ、少し余剰金もあるので、貯金にまわせます」と語っています。
ひと月の支出は約「18万円」。夫婦の年金を合わせると「毎月賄えている」と回答されています。
「値上げラッシュで出費がかさむ」
医療費などの高額な支出がある場合については「預貯金から引き出し」て賄っているという投稿者。年金以外に収入はないそうで、「昨今の食料品の値上げラッシュで出費がかさむ中、家庭菜園したり、外食を減らしたりしています」と節約を心掛けているとのこと。
ただ、「高齢の母親はだんだんと食が細くなり、栄養管理が大変です」とあります。
「2泊3日の気ままなひとり旅が至福」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「現役時代はそれなりに頑張ってきたので、後悔はありません」と回答。今の生活の不安や不満についても「特にない」と言い、「上をみたらきりがなく現状維持に日々力を注ぎます」とコメント。
いっぽうで「年金(支給)月に小遣いの範囲内で予算を組み、母をショートステイに預け2泊3日の気ままなひとり旅が至福の時間です」と老後生活の楽しみも教えてくれました。
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