貯蓄

新NISAの成長枠、どう使う?

新NISAは節税制度として良心的ですから、できるだけお得な使い方をしたいですよね。そこで本記事では、個別株投資にも使える新NISAの成長枠について、どう使うのがもっとも良いのか考えていきます。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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新NISAの無難な投資法

新NISAの無難な投資法

先日、読者の方よりこんな質問をいただきました。

「新NISAの成長枠をどう使うか、無難な使い方を教えてください」

新NISAは節税制度として良心的ですから、できるだけお得な使い方をしたいですよね。そこで本記事では、新NISAの成長枠について、どう使うのが良いのか考えていきます。
 

事前に考えておきたいこと

新NISAの成長枠をどう使うか考える前に、2つ事前に考えておきたいことがあります。それは、自分が「どんな投資家になりたいか?」という目標や、「投資家としてのレベル感はどの程度か?」という現状です。

「プロ顔負けの投資家になって、指数以上のリターンを出せるようになりたい」という場合なら個別株投資も選択肢に入ってきますし、「投資より私生活や仕事に精を出したい」という場合ならインデックス投資が主な選択肢となってきます。

筆者の認識では、

(1)投資より私生活や仕事に精を出したい → インデックス投資
(2)一流の投資家になりたいが、まだ技量が足りない → インデックス投資
(3)一流の投資家になりたいし、すでに技量も足りる → 個別株投資


(1)~(3)のうち、自分にもっとも「近い」と思うものを選ぶのが合理的だと思います。
 

投資より私生活や仕事に精を出したい場合

投資家としての手腕を磨くつもりがない場合、インデックス投資一択です。

インデックス投資は、広く市場全体に分散投資する方法です。これは、たとえるなら、たくさんのバスケットに分けて卵を入れるようなもので、1つの卵が割れても他の卵が守られるので、大きな損失を防ぎやすいです。

インデックス投資は「市場参加者の大半より好成績」ということで知られています。あれこれ考えずに指数に積み立てるだけでもパフォーマンスは良い傾向がありますし、ほとんど放ったかしにできます。
 

プロ顔負けの投資家を目指すなら

あなたがプロ顔負けの投資家を目指す場合は、あとは「腕しだい」です。

すでにプロ顔負けの投資手腕があるなら、自分で厳選した銘柄でポートフォリオを組んで、個別株投資などすると良いでしょう。

逆に、「まだまだ半人前で指数には勝てない」という方は、トレーニング中はインデックス投資して、腕に自信が出てきたタイミングで個別株投資へとシフトするのが良いと思います。

一番大事なのは「どんな投資家になりたいか?」という目標や、「投資家としてのレベル感はどの程度か?」という現状認識で、この点はご質問者さま自身が一番分かっていることかと思います。

ご自身の方針に合わせて、自分に合ったスタイルを考えてみてはいかがでしょうか。
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