一番の食費節約になるのは「買った食材を全て使い切る」こと。芯や軸の部分も食べきることができれば、食費節約だけでなくフードロスの削減にもつながります。
そこで今回は、中途半端に残った野菜を手間なくおいしく調理できる、「野菜スープ」レシピをご紹介します。
基本の野菜スープの作り方
1:残り野菜を大きめのみじん切りにするブロッコリーを使う場合、ブロッコリーの芯は、周りの皮の硬い部分だけ切り落とします。
2:みじん切りにした野菜を鍋に入れて、少量のサラダ油で炒める
全体に油がまわる程度の炒めで構いません。また、ブロッコリーのつぼみ部分は煮込む段階で細かくなるので、大きいまま入れても問題ありません。
3:野菜がひたひたに浸る程度の水と少量の「鶏ガラスープの素」を入れて煮込む
鶏ガラスープの素の具体的な量は、残っている野菜の量によるので指定することができませんが、「スープとして飲んでみて、少し薄いかな?と思う量」にしてください。この後の工程でうまみが足されるので、この段階では下味のイメージです。少し薄い状態にしておけば、あとで味を足すことができます。
4:30分から1時間弱火で煮込む
弱火で煮込み、食材全体が柔らかくなり野菜のうまみがスープに出ている状態にしてください。このとき、圧力鍋を使用すると煮込み時間を短くすることができます。
完成した野菜スープ
煮込んでから味見をして、薄ければ鶏ガラスープの素を足したり、塩コショウを足したりして味を調整してください。これで野菜スープの完成です。煮込む時間はかかりますが、たまにかき混ぜる程度でいいので手間がかかる料理ではありません。
暑い日におすすめ! 酸っぱいスープにする
食欲が落ちる暑い日ならば、スープにお酢を加えて酸っぱいスープにするのもおすすめです。目安の量は1人分につき大さじ1程度。水溶き片栗粉を入れてとろみのある酸っぱいスープにすると、酸辣湯(サンラータン)のようになり、より本格的になりますよ。野菜スープにカレールーを加えてカレーにする
じっくりコトコト煮込まれた野菜スープは、カレールーを足すだけで簡単においしいカレーができあがります。粉チーズをふったり、目玉焼きをトッピングするのもいいですね。なぜみじん切りにするのがいい?
今回ご紹介したレシピでポイントとなるのは、野菜をみじん切りにすることです。中途半端に残っている野菜は、味に統一性がありません。そのため、大きいままだと食べているときにその野菜の味が主張してしまうのです。みじん切りにすることでそれぞれの野菜の味が主張しすぎず、「野菜のおいしさ」として全てが融合して全体的においしいスープに仕上がるのです。
残った野菜を一発で調理できて、食費節約にもフードロス削減にもなる「野菜スープ」。野菜が残っているときはぜひお試しください。