「Androidはウイルス対策が弱い」って本当?
「Androidはウイルス対策が弱い」って本当?(画像出典:viewimage / Shutterstock.com)
どんなシチュエーションであれば感染してしまう可能性があるのか、そしてどんな使い方をすれば安全に使えるのかをチェックしておきましょう。
Androidの安全性を確保する「Google Play プロテクト」
AndroidスマートフォンとiPhoneは異なるOSを採用しており、アーキテクチャ(構造)が大きく異なります。Androidはオープンソースであり、iOSはクローズドソースなのです。オープンソースは、誰でも自由にソフトウェアのソースコードを閲覧したり、改変したりできます。一方、クローズドソースは、開発元だけがソースコードにアクセスできます。Androidの方がオープンなので、セキュリティ上の欠点が発見される可能性も高いというわけです。
とはいえ、オープンソースだからといってセキュリティが弱いというわけでもありません。
Androidは「Google Play プロテクト」(以下Play プロテクト)というセキュリティ機能を搭載しており、アプリのインストール前にそのアプリのマルウェアを検知したり、定期的にスマートフォンの安全チェックを行ったりすることで、端末を保護しています。
また、端末をなくしてしまったときに位置を特定したり、リモートでデータを消去したりすることもできますし、Webサイトの閲覧中にはマルウェアやフィッシング詐欺などから保護してくれます。これらの機能は定期的にアップデートされ、新たに登場する脅威にも対応します。
・Play プロテクトが動作しているか確認する方法
Play プロテクトは、Play プロテクトの認定を受けているスマートフォンで動作します。認定ステータスは次の手順で確認できます。
「Google Play ストア」アプリ(以下、Play ストアアプリ)を開き、右上にあるプロフィールアイコンをタップ。「設定」の「概要」や「基本設定」などに「このデバイスは認定されています」と表示されていれば、Play プロテクトの認定を受けています。 Play プロテクトの動作状況を確認するには、Play ストアアプリのプロフィールアイコンをタップ。「Play プロテクト」へ進んで、右上の歯車アイコンから設定を開きましょう。
設定画面で「Play プロテクトによるアプリのスキャン」がオンになっていればOKです。「有害なアプリの検出精度を改善」は不明なアプリをGoogleへ送信するかどうかなので、オンオフどちらでも構いません。
もし「有害なアプリを検出した」という通知を受け取ったら、そのアプリはアンインストールしておきましょう。
「野良アプリ」にはマルウェアが潜んでいることがある
iPhoneは「脱獄」しない限り、App Store以外からアプリをインストールすることはできません。一方でAndroidの場合、初期設定時はPlay ストア以外からのインストールは不可能なのですが、設定を変更すれば可能になります。そうした公式のアプリストア以外から提供されるアプリは「野良アプリ」と呼ばれています。「不明なアプリをインストール」設定の「この提供元のアプリを許可」をオンにすると、「不明なアプリをインストール」設定の「この提供元のアプリを許可」をオンにすると、提供元不明のアプリもインストールできるようになります。
そのため、野良アプリをインストールする際には厳重な確認メッセージが表示されます。 ウイルス感染を防ぐためには、信頼できる提供元のアプリ以外はインストールしないことが大切です。
まとめ
結論としては、AndroidスマホはiPhoneよりもウイルス対策が弱いか、と言われればそうですが、きちんと使うなら安全です。自ら設定を変更し、怪しいアプリをインストールしない限りはウイルスに感染する確率はとても低いでしょう。安心してAndroidスマートフォンをお使いください。<関連記事>
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