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せっかく築いた名声やお金を失わないためには?人生が転落する人に共通する特徴

世の中には、輝かしいキャリアを持ちながら、なぜか人生が転落してしまう人がいます。ブレイクした芸能人が不倫で干されたり、ヒット商品を出した起業家が大赤字に転落したりするのです。本記事では、人生が転落しやすい人に共通する特徴を1つご紹介します。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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世の中には、輝かしいキャリアを持ちながら、なぜか人生が転落してしまう人がいます。ブレイクした芸能人が不倫で干されたり、ヒット商品を出した起業家が大赤字に転落したりするのです。

はたからみれば「なんでそんなバカな失敗をするのだろう?」と感じるものですが、当事者になると分からないものです。

人生、どんな落とし穴があるか分かりません。転落した人を見て「自分は大丈夫」と高をくくっていると、足をすくわれるかもしれません。そこで本記事では、人生が転落しやすい人に共通する特徴を1つご紹介します。

フィードバックを避ける

ずばり、人生が転落しやすい人は「他人からのフィードバックを避ける」傾向があります。他人からの意見やアドバイスを受け入れないため、自分に問題点や改善点があっても気づけず、同じ失敗を繰り返してしまいます。

「フィードバックを避けたがる」のは人間の本能みたいなものです。というのも、フィードバックには自分にとって都合が悪かったり、精神的な苦痛を伴ったりするため、耳を塞いでしまうのです。

フィードバックを避ける理由として大きな要因の1つが「恐怖心」です。自分が間違っていると認めることや、批判を受けることが怖いため、ついフィードバックを先送りしたくなるのです。

フィードバックを避けるもう1つの要因が「傲慢さ」です。傲慢な人は自分が他人よりも優れていると感じているため、他人の意見を聞かずとも自分でなんとかできると考えています。だから、そもそもフィードバックなど要らないと考えています。

いずれの場合にしろ、フィードバックを避ける人は他人から知恵をもらえる機会をふいにしてしまいます。その結果として、意味のない失敗を繰り返し周りに迷惑をかけてしまい、人生の階段を転げ落ちてしまうのです。

この記事を書きながら、筆者自身も「耳が痛いな」と反省しています。

フィードバックを恐れたり、傲慢になってフィードバックを避けたりすると、行き着く先は「人生の転落」です。どうすれば、フィードバックへの恐怖を乗り越えたり、謙虚さを取り戻したりしてフィードバックを受け入れることができるのでしょうか。

恐怖心の克服方法:他人事化

恐怖心を克服するには、なるべくフィードバックを「他人事」として考えるのが効果的だと思います。

「フィードバックの対象は自分だ」と考えるほど、フィードバックを受けるのが怖くなりがちです。自分が否定されると捉えるほどフィードバックが怖くなりますから、まずはその矛先が「自分ではない何か」なのだと捉え方を変える必要があります。

たとえば、プレゼン資料を提出したときのフィードバックは「フィードバックの対象は、自分の成果物であるプレゼン資料や、プレゼン資料を作るときのプロセスだ」のように他人事として「フィードバックの対象は自分ではなくモノ」と捉えるようになると、冷静に受け止められるようになります。

フィードバックをする人が「人格否定」などをするタイプであれば、人格否定に関連する部分は受け入れる必要はありません。人格否定はフィードバックでなく誹謗中傷ですから、「人格否定をフィードバックだと思い込んで誹謗中傷に精を出してるこいつは多分アホなんだろうな~」と考えて、聞き流してしまいましょう。

傲慢さの克服方法:新しいことへの挑戦

傲慢さを克服するためには、新しいことに挑戦して、たくさん挫折を経験するのがよいでしょう。新しい環境や状況に身を置くことで、自分が知らないことやできないことに直面し、世界の広さや、自分にできないことがたくさんあることに気づけます。

休日に新しいことに挑戦すると、精神年齢が若くなるし、リフレッシュもできるそうですから、「さいきん新しい挑戦してないな~」と感じる方は、自己成長のためにも新しいアクティビティに挑戦してみてはいかがでしょう。

まとめ

他人からのフィードバックを避ける傾向がある人は、恐怖心と傲慢さに支配されている可能性があります。しかし、フィードバックを他人事化したり、新しい挑戦を通じて傲慢さを拭い去ったりすることで、他人の意見を受け入れて、自分の成長を促せるはずです。人生の転落を防ぎたい方は、注意してみてはいかがでしょうか。

参考
  1. ジム・コリンズ著, "ビジョナリー・カンパニー③ 衰退の五段階"
  2. What does it take to be a super-ager?. Harvard Health. (2017b, May 1)
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