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7月3日から新紙幣に!新しいお札はどこで手に入れられる?

20年ぶりとなる新紙幣の発行が、目前に迫りました。新しく発行される紙幣の素朴な疑問について、ファイナンシャルプランナーの川手康義さんがお答えします。

川手 康義

執筆者:川手 康義

ファイナンシャルプランナー / サラリーマン家庭を守るお金術ガイド

20年ぶりとなる新紙幣の発行が、目前に迫りました。新しく発行される紙幣の素朴な疑問について、ファイナンシャルプランナーの川手康義さんがお答えします。

Q. 新しいお札は、どこで手に入れられる?

「7月3日に発行される新紙幣は、どこで手に入れられますか? 銀行で交換してもらえるのでしょうか?」

A. 準備が整った金融機関から順次、取り扱いが開始されます。普段利用している銀行などへ問い合わせてみるとよいでしょう

新紙幣は、発行開始日の2024年7月3日以降、日本銀行から金融機関に支払われ、準備が整った金融機関から順次、窓口やATMなどで入手できるようになります。そのため、新紙幣が入手できるタイミングは各金融機関によって異なるでしょう。

日本銀行発券局のレポートによると、前回(2004年)新紙幣が発行された際の普及状況(新券切替率)は、発行開始1カ月後で12.7%、6カ月後で48.6%、1年後で62.5%でした。このことからも、旧紙幣が新紙幣に完全に切り替わるまでには一定の期間が必要と考えられます。発行開始日から間もない期間で新紙幣を手に入れたい場合は、普段利用している銀行などへ問い合わせてみるとよいでしょう。
必ずしも発行開始と同時に新紙幣が入手できるわけではないので、ご注意を。

必ずしも発行開始と同時に新紙幣が入手できるわけではないので、ご注意を

そもそも新紙幣はどのように広まっていくの?

一般的に私たちが預金や納税などで金融機関に持ち込んだ紙幣は、各金融機関から日本銀行に戻され、「銀行券自動鑑査機」で選別されます。鑑査機で流通に適していると判断された紙幣は再び金融機関に支払われ、適さないものは廃棄されるため、新しく刷られた紙幣で補填されます。こうした後、新たに補填された紙幣(新紙幣を含む)が、金融機関を経て私たちの手元に届くといった流れです。

〈参考〉日本銀行協会
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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