配当金を月2万円受け取るには、いくら必要?
配当金を月2万円受け取るには、いくら必要でしょうか。本記事では、株式投資で配当金を月2万円受け取るために、いくら必要か試算していきます。
配当金を得られる金融商品はさまざまありますが、本記事では、配当利回りが高い「上場投資信託(ETF)」に投資した場合、いくら必要かを試算します。
「上場投資信託」とは、東京証券取引所などに上場している投資信託のことです。株式市場で毎日取引されているため、取引時間中であれば、買いたいときや売りたいときに、手軽に取引することができます。さいきんの上場投資信託は信託報酬も安いため、筆者もよく利用しています。
本記事の目標は「配当金を月2万円以上受け取ること」です。よってここでは、野村アセットマネジメントが運営する「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信<1577>」を買った場合、配当金を月2万円受け取るためにいくら必要か試算していきます。
同ファンドに投資をすると、年に4回(1月、4月、7月、10月)分配金を受け取ることができます。ここでは4回分を合計して、年間で24万円以上の分配金を受け取れる状態を「月2万円」として考えます。
2024年5月現在、筆者は、同ファンドの分配金利回りを3%弱と予想しています。仮に、年3%の分配金を受け取れるとしたら1000万円の投資で年30万円の分配金を受け取ることができます。
NISAなどの非課税制度を使わない場合、分配金30万円のうち約2割は税金として取られます。税引き後に残るのは約24万円です。月割すると、だいたい月2万円の配当と言えます。
以上から、配当金を月2万円受け取るには「1000万円必要」と試算できます。すぐに用意するのは難しくても、計画的に貯金をすれば届きそうな数字です。
NISAなどの非課税制度で所得税を抑えれば、もっと少ない資金で配当金を月2万円受け取ることができそうです。所得税がない場合、800万円もあれば十分でしょう。
配当金が月2万円も入れば、3カ月に1回くらいは国内旅行へ出かけたり、ちょっと豪華なお店に外食に出かけたりできそうです。本記事で興味が湧いた方は、詳しく調べてみてはいかがでしょう?
参考資料
- 調査:SPIVA U.S. Scorecard(2022)
- 野村アセットマネジメントHP, “NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信”