貯金500万円でできる投資って?
バリバリ働きたい方へ:読書
投資の神様バフェットは、若いときの最高の投資先は「自分自身」と言います。学歴が高い人ほど収入が多いのは有名な話ですが、これは学校を卒業した後でも一緒です。本を多く読んで勉強する人のほうが、収入が多い傾向があるのです。将来のことで不安を感じやすい人は、「何が起きても、自分ならなんとかやっていける、大丈夫」と思えるくらい、自分の能力を高めていくのが究極的な安心材料となるでしょう。読書の良いところは、たとえ全財産を失ったとしても、知識やスキルは自分の中に残り続ける点にあります。
ズボラにオススメ:指数連動型投信
ズボラな方にオススメなのが「指数連動型」の投資信託です。指数連動型というのは、日経平均株価などの経済指数と連動するもののことで、好成績なものが多いです。やることはシンプルで、「買って、放ったらかしにする」だけでOKです。こまめに売買したり、乗り換えたりしても良いですが、大きなリスクでもないかぎり、放ったらかしにしておいても所得を得られると期待できます。
「指数連動型」投信の良いところは、何といっても手間をかけずに収入を作れることです。ブランド品などを収集するのと違って、メンテナンスに時間やお金をかけずに収入源にできます。手間がかからない「ドライ」な感じが好みな方は、優れた投資先だと思います。
2024年5月時点、筆者は日本株の指数であるTOPIXと連動する投資信託を保有しています。
インフレに備える:希少品の収集
指数連動型投信ほどのリターンは期待できませんが、インフレ(貨幣の価値が薄れていく)を和らげる方法として考えられるのが、希少品の収集です。一時期、筆者は大量の純金を購入して、物価の上昇に備えていたことがあります。純金は希少で流通量にかぎりがあるため、じゃぶじゃぶ印刷できる現金と違って、希少価値が薄れる可能性が低いからです。
筆者の両親は、貯金の一部を「絵画」に変えるなどして、インフレに備えていました。他にも、アメリカ在住の富裕層の友人は、希少なブランド品を収集することで、インフレの影響を和らげています。
なお、現物を扱う場合は、収集したものを管理したり、維持したりするのに手間がかかります。好きな方はそれでも良いでしょうが、面倒な方は、希少品を間接的に購入できる投資信託(純金連動型投信など)を買うと、手間がかからずオススメです。筆者も純金を買ったときは、全額、純金連動型投信でした。
まとめ
近年、日本でも当たり前のように物価が上がるようになりました。読書、指数連動型投信、希少品。これらは、大事な貯金を守るうえで、有力な選択肢となるはずです。500万円くらいお金が貯まってくると、扱い方に気をつけないと、どんどん資産価値が目減りしてしまいます。逆に、うまく扱えば、心強い家計のミカタになってくれるでしょう。あなたにあった投資先を、じっくり探してみてはいかがでしょうか。