ネットオークション

Q. 使ってみたら髪に合わなかった「シャンプー」。メルカリで売ることはできますか?

買ったばかりなのに、不要になってしまったアイテム……メルカリで売って、少しでもお金になればうれしいですよね。ただ、メルカリには出品が禁止されているものもあります。今回は開封済みのシャンプーは売れるのかどうか、解説していきます。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

シャンプー

開封済みのシャンプーをメルカリで売ることはできる?(画像はイメージ)

人気の商品を買ってみたけど、自分には合わなかった……そういうものをフリマアプリで売ることができれば、必要としている人に渡せますし、お金に変えることもできてうれしいですよね。

ただ、不要品の中には売っていいのかどうか判断が難しいものもあります。先日、筆者にこんな質問が届きました。

Q. 「口コミで話題のシャンプーを買ってみたのですが、残念ながら私には合いませんでした。だいぶ余っているので、捨てるのももったいなくて……。こういう商品もメルカリで売ることはできますか?」

果たして、使いかけのシャンプーをメルカリで売ってもいいのでしょうか。回答とともに、出品・梱包の仕方や注意点を解説していきます。
 

使いかけのシャンプーでもメルカリで売ることは可能

シャンプーやボディソープ、化粧品など肌に直接触れるものは、自分に合わない場合、それ以上使い続けるのは難しくなります。でも、そのまま捨ててしまうのはもったいないですから、メルカリで売ろうと考えるのも自然な流れだと思います。

メルカリでは使用期限切れの化粧品類や自作の化粧品類、小分けした化粧品類の出品は禁止されていますが、これらに該当しなければ「コスメ・美容」カテゴリーで出品することが可能です。

シャンプーの使用期限は、未開封の状態なら製造から3年、開封後なら半年~1年以内のものが多いと言われています。ただ保管状況によっては品質に影響が出てくる可能性もあるため、自分には合わないものだと分かったら早めに出品するのがおすすめです。
 

商品説明には何を書くといい?

シャンプーを出品する際は、商品説明の欄にメーカー名やブランド名、購入時期、開封時期、そして残量を必ず記載しましょう。特に残量は購入者にとって重要な情報になります。「2回使用」などと使用回数を書くと伝わりやすいでしょう。
開封済みのシャンプー

残量が透けて見えるなら、写真で示す

また中身が透けて見える容器なら、写真で残量を示すのもおすすめです。
 

シャンプーの梱包の仕方

シャンプーのボトルには、ふた付きのものとポンプ式のものがあります。どちらも輸送時に中身が漏れることのないよう対策しておきましょう。

・ふた付きボトルの梱包方法
ふたをテープで留める

ふたをテープで留める

ふた付きボトルの場合はふたを閉め、上からテープで留めておきます。これで輸送中にふたが開くことはないでしょう。その後はクッション材で全体を包みます。

・ポンプ式ボトルの梱包方法
ポンプ式ボトルの場合、ノズル部分を下に押しながらひねるだけで簡単にロックできるタイプがあります。開封前の状態になるまでロックできたら、クッション材で全体を包みましょう。
ポンプ部分がロックできないボトルの場合は、軸をラップなどで固定する

ポンプ部分がロックできないボトルの場合は、軸をラップなどで固定する

そうでないタイプなら、軸にラップやアルミホイル、厚紙などを巻き付け、ノズルが下がらないように固定しておきましょう。その後、クッション材で全体を包みます。
外側はクッション材で包む

外側はクッション材で包む

 

配送方法はどれを選ぶといい?

匿名配送が可能な「メルカリ便」を使う前提で考えると、大きいボトルのシャンプーは宅急便かゆうパックを使うことになる場合が多いと思います。ただボトルによっては、宅急便コンパクト(厚み5cmまで)や、ゆうパケットプラス(厚み7cmまで)でも送ることができます。

ネコポスやゆうパケット、ゆうパケットポスト、ゆうパケットポストminiなどが使えれば送料を抑えることができますが、ボトルのサイズを考えると難しい場合が多いでしょう。もちろん、規定のサイズに収まる場合はこれらを使っても構いません。
 

送料がかかって利益にならない場合も…

販売価格は、送料や販売手数料が引かれることを計算した上で決める必要があります。仮に宅急便やゆうパックで送る場合、送料は750円以上(サイズによって異なります)かかるので、その点には注意が必要です。

例えばドラッグストアなどで販売されているお手頃価格のシャンプーだと、送料以上の価格で出品しても売れない可能性があります。トリートメントとセットで売っても大した売上にならないかもしれません。ものによっては、売ること以外の処分方法を検討したほうがいい場合もあるでしょう。

<参考>
「危険物や安全性に問題があるもの(禁止されている出品物)」(メルカリ)
「コスメ・化粧品の取引ガイドライン」(メルカリ)
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