ゆうちょ銀行も9月2日から定期貯金の1カ月~2年ものの金利を0.025%から0.125%と、5倍引き上げます。そこで今回は、ゆうちょ銀行の定期貯金の金利引き上げとなるにあたり、もし、手持ちの100万円を預け替えした場合、利息はいくらになるのか解説します。
ゆうちょ銀行の定期貯金「金利0.125%」に100万円購入すると、2年後にもらえる利息はいくら?
ゆうちょ銀行の定期貯金とは、預入期間が決まっており、満期日まで引き出しができない預金商品です。普通預金に比べて金利が高いため、使う予定がないお金を貯めておくのに適しています。今回は、預入期間2年の定期貯金(金利0.125%/年)を100万円購入した場合の2年後の利息を計算してみましょう。
【2年後にもらえる利息】
・100万円×0.125%×2(2年満期であるため)=2500円
実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「507円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税及び復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。
そのため、定期貯金を金利0.125%で100万円購入すると、2年後にもらえる税引き後の利息は「2500円-507円=1993円」となります。
ゆうちょ銀行の定期貯金の特徴は?
ゆうちょ銀行の定期貯金には、以下のような特徴があります。①1000円以上1000円単位で預けることができます。
②お金を使う時期が特に決まっていない場合は、自動継続も利用できます。
③預入期間は1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、4年、5年のいずれかの期間を指定できます。
④利子は預入期間が3年未満のものは単利、3年、4年および5年のものは半年複利で計算します。
参照:貯金金利の引き上げ(2024年9月2日実施)について...
定期貯金だけじゃない。ゆうちょ銀行の魅力って?
ゆうちょ銀行は、「身近に店舗がある」「ATMの数が多い」など、利便性の高さから、多くの人が利用しています。私たちとなじみの深いゆうちょ銀行は、家計管理にも効果を発揮します。その魅力を2つご紹介します。●ゆうちょ銀行の魅力1:全国に郵便局やゆうちょATMがあり便利
ゆうちょ銀行と郵便局は全国に約2万4000店舗があり、ATMは約3万2000台設置されています。(2023年3月末時点)
ゆうちょATMは引き出し時に手数料がかからず、旅行や出張先で急にお金が必要なときに便利です。また、都市銀行など約1250社と提携しており、さまざまなATMで利用可能です。メイン口座としてはもちろん、サブ口座として、もう一つ口座を開設したいときは、多くの金融機関と親和性の高いゆうちょ銀行であれば使い勝手がよいでしょう。
参照:ゆうちょ銀行強み-ゆうちょ銀行
●ゆうちょ銀行の魅力2:ゆうちょPayで無駄遣いをカットできる
ゆうちょ銀行は、キャッシュレス決済の「ゆうちょPay」を提供しており、スマホアプリで簡単に利用できます。ゆうちょ口座から代金が即時引き落としされ、利用履歴や利用上限金額の設定が可能なため使い過ぎを防げます。
ゆうちょPayは、店舗での支払いに加え、公共料金の支払いにも対応しています。しかし、ポイントの還元率は0.25%。400円ごとに1ポイントと低めとなっています。メインの支払い方法ではなくサブ用として持つとよいでしょう。
参照:ゆうちょPay(個人のお客さま)