たこ焼きの基礎知識
大阪のたこ焼は、昭和8年創業の会津屋のラヂオ焼が原点とされています。ラヂオ焼とは聞きなれない食べ物ですが、小麦粉を水で溶かして肉、葱、蒟蒻などを入れて焼いたものだったそうで、これが発展してタコを入れたのが、たこ焼きのはじまりです。ちなみに大阪のたこ焼きの店舗数は約650店舗以上、東京は約160店舗だそうで、大阪のたこ焼き文化の根強い人気と底力を感じます(大阪ブランド情報局調べ)。たこ焼きの定番店から変わり種まで!
ソースもマヨネーズも青海苔も鰹節もない会津屋のたこ焼き。元祖たこ焼きの味をとくとご賞味あれ! |
元来、大阪の食文化というのは、こうした「はんなり」とした上品な食文化だったというのがよくわかります。また会津屋でオススメしたいのがたこ焼きのご先祖様のラヂオ焼。タコの代わりにじっくり煮込んだスジ肉とネギが入っていて、独特のフワフワ感がたまりません。
たこ焼きの激戦区はやはり大阪ミナミで、「網掛けマヨネーズ発祥の店」として知られる甲賀流や、第1回大阪コナモン博覧会の粉もん王座決定戦で優勝した道頓堀くくる、準王座に輝いて夏場にはたこ焼きの上にカキ氷を載せた「氷ゃ氷ゃ(こりゃこりゃ)」など、バラエティ豊かなメニューが人気の道頓堀 赤鬼は、いずれも「行列ができるお店」として知られています。
また、大阪のバラエティ豊かなたこ焼きを一気に味わいたいなら大阪たこ焼きミュージアムがオススメです。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン隣接のユニバーサル・シティウォーク大阪内にあるフードテーマパークです。前述の会津屋、道頓堀くくる、甲賀流以外に十八番、あべの たこやき やまちゃんといった名店がずらりと並んでいます。全5店舗を食べ比べてみて、大阪のたこ焼き文化の深さを満喫してください。
タコもあればイカもある!大阪名物「いか焼き」ならココ!
阪神百貨店名物のいか焼き。店舗は地下1階のスナックパーク内にあります |
名店も数多くありますが、押さえておきたいのは「いか焼き発祥店」として知られている元祖いか焼 桃谷いかやき屋。また大阪では知らない人がいないほど有名なのが阪神百貨店のいか焼き。なんと1日に10000枚を売ったこともあるという行列のできるお店です。たこ焼きも美味しいですが、たまには、大阪名物のいか焼きもご賞味あれ!
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