ウソばかりついている人を見抜くには、眉、目、口の3つに注目
「ウソつき」の中でも詐欺師タイプに多いのが、左右が非対称な顔です。人間の顔は赤ちゃんの時はシンメトリーでも成長していく過程で左右が微妙に違ってきます。それでいてほとんどの人は、バランスがとれていて、左右が非対称とは感じさせません。 人間の顔は表情の蓄積によるところが多く、言葉巧みに人をダマすことをやってきた人は、自ずと左右が非対称になってきて、極端に顔が左右で違ってきます。ウソばかりついている人の顔は、左右のバランスがおかしくなり、特に話す時の口元が歪んで意地悪そうな口になるのです。左右の非対称性を見るポイントは、眉、目、口の3つです。
①眉の角度が左右で極端に違う。
②目の大きさや角度が左右で極端に違う。
③話す時に片方の口角だけが過剰に上がる(もちろん、片方の口角が下がるケースも)。
早口でよく喋るタイプで、なおかつこの顔相をしていたら要注意。
ぱっと見、美人やイケメンでも、「何か違和感を感じるな」と思った時は、自分の感覚を信じたほうが正解です。
こういう表情にも注意!涼しい顔をして人をダマすタイプとは?
ただ、口数が少なく、左右の非対称性が少ない顔、普段は良い人に見えるのに、身近な人を平然とダマすわかりにくいタイプもいます。後から「まさかあの人が!」とならないためにも事前に注意したい人の表情は次の3つです。①喜怒哀楽をほとんど表に出さない人。
コミュニケーションが苦手で、あまり人とかかわりたくないため「ビジネスライク」に振る舞うことを意識しすぎているケースもありますが、「裏の顔」を見せないために無表情を意識していることもあります。
②話す時に目を閉じる人。
人間は言葉ではウソをついても、目ではウソをつけません。そのため、“ウソを隠すプロ”の中には、目を閉じて心の動きをシャットダウンする人がいます。自分の目の動きや目の向きを悟られないようにするための高等テクニックなので、警戒しておいたほうがいいでしょう。
③目がトロンとして遠くを見ているような眼差し。
最初に説明した左右が非対称な顔の「詐欺師タイプ」には、目に力が入って目ヂカラが強いことが多いです。それとは逆のこのタイプはサイコパス系です。極めて自己中心的で、倫理観がなく、ダマした相手がどうなってもいいと思っている冷血な人です。
また、人をダマすことが常習化している人は、心理を読まれたくないため、前髪を下ろした髪型で、眉まで隠れた髪型をしていることが多いです。女性の場合は、メイクが濃すぎる人も危ないです。彩る、装う化粧ではなく、表情が読めないほど目元のメイクが濃い人には注意を。
こんな顔相や表情の人にお金を奪われないためには?
上記に挙げた特徴に完璧に当てはまるようだと、心を鬼にして完全に関係を断ち切ったほうがいいでしょう。こちらから連絡しないのはもちろん、電話やメールが来ても一切返事をせずにコミュニケーションを拒絶していると態度で示すことが大事です。ただ、どれに当てはまるのか確証が持てないこともあると思います。また、性善説が強く、人を疑ってしまうことに罪悪感を感じてしまう人も多いでしょう。その場合は、自分だけで判断せず、まわりの人に相談することです。上司、家族、友人……なるべく多くの人に相談し、意見を聞いてみることです。
少しでも怪しいと思ったら、お金の話は一切しないこと。日本人には、人を疑うことをしない、お人好しが多いですが、儲け話やおいしい話には必ず裏があると思って「君子、危うきに近寄らず」を肝に銘じましょう。
教えてくれたのは……
池袋絵意知(いけぶくろ えいち)さん
観相家、顔研究家、顔面評論家としてメディアで活躍。出版社で3年半、人材総合サービスで7年半営業を経験した後、それまで興味を持っていた顔の研究を本格的に始め、独自の顔面観相術「ふくろう流観相学」を確立。幸せな顔になるための「顔創道」を提唱し、多くの支持を集める。近著に『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)。日本顔学会会員。公式サイト「池袋絵意知」
イラスト/竹松勇二
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