そこで今回は、使いかけの日焼け止めはメルカリで売ることができるのか、解説していきます。
日焼け止めは使いかけでも出品できる?
結論から言うと、メルカリでは使いかけの日焼け止めであっても出品可能となっています(※)。資生堂によると、開封後の化粧品は中身のタイプや保管の仕方によって使える期間が違ってくるものの、ふたを開けた時に変な臭いや分離、変色などがなければ使用できるそう。ただ、一度開封したものにはホコリや雑菌が入り込む可能性もあるため、なるべく早く使い切るほうがいいようです。
したがって、フリマアプリに日焼け止めを出品する際は、中身の香りや色、分離がないかなどを確認し、商品説明欄に開封時期や保管状況などを書いておくといいでしょう。そうすれば、商品の状態を詳しく伝えることができます。
※使用期限が切れている化粧品は出品禁止物に当たるため出品できません。
日焼け止めの梱包の仕方
日焼け止めにはチューブ式やポンプ式などがあり、形状も大きさもさまざまです。それぞれの梱包方法を見ていきましょう。■チューブ式(キャップをひねるタイプ)
チューブ式でキャップをひねるタイプなら、キャップをしっかり閉め、プチプチで梱包します。
■チューブ式(キャップを開け閉めするタイプ) 開け閉めするタイプのキャップなら、テープなどで留めておくと安心です。
■ポンプ式(ヘッドが収納できるタイプ) ポンプ式の場合、ポンプのヘッド部分が収まった状態で売られていたものなら、元に戻すことが可能です。ポンプ部分を上からグッと押しながら回すと収まります(このとき中身が出てくるので注意してください)。
■ポンプ式(ストッパー付きのタイプ) ストッパーが付いていたポンプの場合は、ヘッド部分を収めることができないタイプでしょうから、厚紙やラップ、アルミホイルなどを巻いて根元を固定していきます。先端はテープを貼って、中身が出ないようにしておきましょう。
少し面倒な作業ですので、ストッパー付きのポンプ式化粧品を買った際は、しばらくの間、ストッパーを保管しておくのがおすすめです。
■スプレー缶タイプ
髪などに塗布するスプレー缶タイプの日焼け止めも少なくありません。スプレー缶の場合、注意したいのは送り先です。スプレー缶には、可燃性物質・引火性液体や高圧ガスが含まれるため、航空搭載できません。
ヤマト運輸の場合には、ダンボールなどで輸送に適した梱包がされていれば、陸送などで配達してもらえます。
郵便局の場合も同じで、『航空搭載地域(国内の主として遠方の地域)あての郵便物・ゆうパック等の内容品に、「航空機による輸送ができないもの」が含まれている場合、航空機以外の方法によりお届けをする』と説明しています。
陸送の場合は到着まで時間がかかりますから、その点も商品説明欄に記載しておくといいでしょう。発送する際はスプレー缶をプチプチで包み、宅急便コンパクトや宅急便など、段ボールを使う方法で送ります。
発送伝票の記入の仕方など、詳細はヤマト運輸や郵便局の窓口・Webサイトで確認しておくと安心です。
日焼け止めを送るのにおすすめの発送方法は?
日焼け止めのサイズによって異なりますが、梱包した後の厚みが3cmを大きく超えるようなら、宅急便コンパクト(送料450円、専用箱70円)やゆうパケットプラス(送料455円、専用箱65円)で送ることになるでしょう。高さがある商品なら、7cmまで対応するゆうパケットプラスで送ることになります(宅急便コンパクトは高さ5cmまで)。厚みが3cm前後なら、ゆうパケットポストかゆうパケットポストminiで送るのがおすすめです。ポストに投函できればいいのでコンビニなどでの手続きが不要ですし、3cmを多少超えたとしても送ることが可能です。
ゆうパケットminiは送料が160円、専用封筒が20円なので、専用封筒に入るサイズのものなら送料を抑えて送ることができます。専用封筒に入らないものは、ゆうパケットポスト(送料215円、発送用シール(5円)か専用箱(65円)が必要)で送ることになります。
筆者の経験上、日焼け止めなどの化粧品はキャップのサイズが3cmをちょっと超えるくらいが多いので、ゆうパケットポストで送れるかどうか判断がつきにくい印象です。
キャップの幅が3.5cmほどでしたら、プチプチで包まなければ郵便ポストの投函口を通る可能性がありますが、実際に梱包して投函口に入れてみないと分かりません。通らない場合を考えると、最初から宅急便コンパクトやゆうパケットプラスで送ることにして梱包した方がいいかもしれません。
日焼け止めを高く売るコツ
最後に、日焼け止めを少しでも高く売るためのコツを2つ紹介します。■早めに出品しよう
日焼け止めもそうですが、化粧品は新しければ新しいほど高く売りやすくなります。特に、開封済みのものは時間が経過するほど劣化の心配があるため、早めに出品したほうがいいでしょう。また日焼け止めはこれからの季節に需要が高まるので、遅くても夏までには出品しておきましょう。
■商品説明を丁寧に書こう
日焼け止めは肌につけるものなので、開封時期や保管方法が気になるもの。その部分を丁寧に説明文に記載しておくと、購入する側も安心します。
また残量が分かるなら必ず記載しておきましょう。日焼け止めの容器によっては残量が確認できないことも多いですが、その場合は使用した期間や回数などを記載しておきます。また重さを測るのも手です。すでに同じものを使っているユーザーであれば、手元にあるものと比較することも可能だからです。
そして中古品であることを明記しておくことも大切です。筆者は「中古品ですので、ご理解の上ご購入ください」と記載しています。そして化粧品の場合には「肌に合わないことがあるかもしれませんから、ご確認の上ご購入ください」とも書いています。
日焼け止めはこれからの季節に需要が高まる商品のひとつです。もし肌に合わないなら、早めに出品すれば、売上金で新しい日焼け止めを買うこともできるでしょう。
参考:
・化粧品を開封した後は、どのくらいの期間使用できますか?(資生堂)
・危険物や安全性に問題があるもの(禁止されている出品物)(メルカリ)
・制汗スプレーや防水スプレーなどスプレー缶は、送れますか?(ヤマト運輸)
・内容品に航空危険物が含まれていませんか?(郵便局)