お金持ちになるための方法とは
経済的な基盤を築くというのは、「稼ぎと比べてなるべく少ないコストで暮らし、余ったお金を有効利用してさらに稼ぎを増やす」ことを指します。
金銭感覚が優れている人は、日頃から自分の経済的な基盤を「どうすれば改善できるか?」を考えています。ムダな支出があれば「どう削るか?」を考え、眠っているお金があるなら「どう使うか?」を考えているのです。
たとえば、筆者の場合は、以下のようなことを習慣的に考えています。
いまの暮らしの満足度を下げることなく、生活費を減らす方法は何かないか考える
僕は「お金持ちになれば幸せになれる」とは思っていませんが、「貧乏になると不幸になりそうだから、貧乏にはなりたくない」とは思います。ひもじい思いをしてまで支出を減らすつもりはない。でも、苦労せずにコストを減らせるんだったら、それに越したことはありません。
だから、定期的に「満足度を下げずに節約する方法はないか?」を見直しています。我が家の場合、大きなものを挙げると「食費」「通信費」「保険料」「税金」などです。
外食が多い人なら「安くてうまい店」をたくさん調べる、クーポンを使う、みたいな工夫だけでも、けっこう効果が出てきます。
ちょくちょく点検していると、いままで当たり前のように支払っていたお金が、実は「払わなくてもいい」「苦労せずに削れる」ことに気づくことがよくあります。こういう発見が積み重なると、月数万円くらい節約できるかもしれません。
いまある財産を使って収入を増やす方法は何かないか考える
本当に金銭感覚が優れている人は、お金の使いどころも熟知しています。つまり投資が上手です。平均的な金銭感覚の人は「うまく貯める」ことはできでも「うまく使う」のはヘタです。金銭感覚が優れている人は、いま眠っているお金を、収入を増やすために有効利用します。本を買ってビジネスセンスを磨いたり、株や不動産を買って配当収入や家賃収入を増やしたりするのです。
たとえば、「月5万円、自由に使えるお金があるから、このお金は投資などに回して、分配金収入を作ろう」のように、自由に使えるお金を、収入を増やすために使うのです。
この手の支出はピンキリで、ムダになることも多いです。ですので、失敗しそうで心配なうちは、なるべく失敗しにくいものから手を出していくとよいでしょう。
たとえば、本を買ってビジネスセンスを磨くなら、さいきん出た新しい本を読むよりも、長く読みつがれてきた「名著」を読むほうが、小難しいものが多いですが失敗も少ないです。なぜなら、効果がないダメな本は時間とともに廃れていくのに対し、本当に良い本だけがロングセラーになるからです。
同じように、投資では詐欺が多いですが、詐欺に遭いたくないなら政府が力を入れている「iDeCo」や「NISAのつみたて投資枠」など、政府の審査が厳しいところから始めるとよいでしょう。これらでは国の厳しい審査を通過した(詐欺の可能性が低いという意味で)安全だと思います。
まとめ
以上をまとめると、「お金持ちが習慣的に考えていること」は以下の2つです。・いまの暮らしの満足度を下げることなく、生活費を減らす方法は何かないか考える
・いまある財産を使って収入を増やす方法は何かないか考える
いくらお金があっても、生きるのがつらくなってしまえば本末転倒です。いまの暮らしを楽しみながら、上手にお金を貯め、稼ぎたいですね。