男のこだわりグッズ

よりかろやか、でも確かに「ジェットストリーム」 発売から18年、油性ボールペンの革命児が新たな進化(4ページ目)

発売から18年、今や低粘度油性ボールペンのスタンダードになった三菱鉛筆の「ジェットストリーム」。そのジェットストリームに新しいインク「ジェットストリーム ライトタッチインク」が登場。これまでの歴史と新製品の威力について、開発スタッフに聞きました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

インクと機能とデザインが融合して生まれる未来のスタンダード

三菱鉛筆「JETSTREAM 多機能ペン 4&1(Lite touch ink搭載)」

三菱鉛筆「ジェットストリーム 多機能ペン 4&1(ライトタッチインク搭載)」1430円(税込)。インク色は黒、赤、青、緑、ボール径とシャープ芯径は共に0.5mm。軸色は上から、グラスグリーン、コーラルピンク、スチールブルー、ミストブルー、メローホワイトの5色

そのこだわりやアイデアが前述したノックボタンがカチカチ言わない機能や指が痛くなりにくいデザイン、グリップから先端にかけてのシームレスな構造といった、細かいけれどストレスなく筆記できて、持ち歩けて、当たり前のように使えるための工夫なのです。そのデザインや機能と、新しいライトタッチインクが合わさって、少し先のスタンダードになり得るボールペンになっているのでしょう。
4&1のグリップ部分

今回の「新4&1」での一番大きな変化はインク以外では、グリップがなくなったこと。下のピュアモルトの4&1が出ていることでも分かるように、一種のアイコンでもあったグリップを無くしたのも、スタンダードの4&1があったからこそなのだ

さらに、今回のライトタッチインク搭載のジェットストリームは、シングルの他に、ジェットストリームシリーズの人気商品でもある4色ボールペン+シャープペンシルが1本になった「ジェットストリーム 多機能ペン 4&1(ライトタッチインク搭載)」(以下、多機能ペン)もラインアップされています。

こちらも、グリップをなくしたり、ウエイトバランスを調整したり、ノック部分の表記の位置を変えたりと、細部にわたって工夫が施されています。

また、シングルタイプと同じ軸色のようで微妙に変えてあるなど、広い範囲のユーザーに使われることを想定したシングルとは少し違った、文具好きのユーザー寄りのアレンジが施されています。

シングルも多機能ペンも、元のベーシックな製品があるからできる思い切ったデザイン上の冒険がされていて、それが新しいジェットストリームのインクと合わせて、今よりも少しだけ先にあるスタンダードの提案なのでしょう。

とにかく、一度使ってみてください。特に、従来のジェットストリームを愛用している人には、その違いと同時に、同じ部分を感じ取ってもらえると、筆記具選びに幅が生まれるような気がします。
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