All About編集部が実施したアンケート調査(※)に寄せられた、「トイレでの事件簿」をご紹介。どうやら「水」と「入り口が2つある件」でトラブルが発生しているようです。
トイレが初見の宇宙人に説明をしなければならないことが仮にあったとしましょう。だいぶ強引な導入であるのは否めませんが、あったとしてください。その場合、かなり最初のほうで登場する説明が「水を使います」と「入り口が2つあります」ではないでしょうか? 一体、何を書いているというのでしょうか? とにかく、先を急ぎます。そうです、この大きな特徴2つはまた、ヒヤリとする事件をも起こすのです!
水がチャプチャプ……ああ、恐ろしき穴
まず、水! トイレにはチャプチャプと水をたたえた穴があるのです。ああ、恐ろしき穴。
「ジャケットのポケットに入れていたスマホや印鑑を落としそうになったことがあります(33歳・女性)」
あの水の穴はポケットに入っているものや手に持っているものがだ~い好き!
「会社で用を足すときにズボンを下ろした瞬間にお尻のポケットに入れていたスマホが落ちそうになり、それと同時につけていた無線機も落としそうになったが、体が自然とスマホを優先的に守った(23歳・女性)」
ああっ、無線機はいずこ……。
「スマホを持っていく癖があり、スマホを便器の中に落としそうになった。ギリギリで便器の角に当たって外に落ちたので助かった(41歳・女性)」
やった、ラッキー! 水没は保証対象外(のことが多い)ですからね!
「公衆トイレでスマホを落としたときにヒヤリとしました。実際に水没して壊れてしまい、それから気を付けています(35歳・女性)」
ああ、こっちはだめだったか……。
穴に吸い込まれていくのは当然スマホだけではありません。
「何年か前に会社のトイレに磁気付きの社員証を使用済みの便器の中に落としてしまった。取り出して洗って使っています(56歳・女性)」
使っていてふと頭をよぎる「このカード、トイレに落としたことがあるんだよな」という記憶。
「会社のトイレで温水洗浄便座を使用した際に、便座にかなり水分が飛びました(68歳・男性)」
トイレはスマホや社員証どころか、オレさえもぬらしにかかるんだぜ……。
男性、女性用の“入り口”
さあ、次は宇宙人に向けた、地球のトイレの基礎知識「2つの入り口」についてですね(まだそんなことを書いている)。つまりは、男性と女性用トイレの入り口があるということです。最近はそうではないトイレもあるようですが、今回は別れている場合のケースです。
「ボーッとしていて、自分の性じゃないほうに入りそうになってしまった(49歳・女性)」
「外出時、間違えて男性用トイレに入ってしまい、次に入ってきた男性をびっくりさせてしまいました(36歳・女性)」
入ってくる人をびっくりさせることもありますが、逆(?)のこともあります。All About編集部のベリーショートの女性がだぼっとした服を着ていたときに、男性が勘違いをして後ろをついてきてしまったというのです。すんでのところで気が付いたようで、「わあ!」っ叫んであとずさりをしていったことがあるそうです。彼女いわく、姿のみならず自分がガニ股なのがいけないとも申しておりました。
「外出先にて、凝ったデザインで性別の見分けがつきにくいオシャレなトイレに入ったら、見事に女性用のトイレを選んでしまい、謝りながらあわてて外へ出た(45歳・男性)」
おしゃれピクトグラムの場合もありますが、流麗なフォントの知らない言語の場合もありますよね……。これは、お互いびっくりするし、あらぬ疑いをかけられてしまうので、恐ろしいことです。ジェンダーうんぬんもありますが、なにはともあれ分かりやすく願いたいところですね。
※All About編集部が全国250人にアンケート。調査期間は2023年11月14日~11月15日