「人と疎遠になりがち」な人の特徴
<目次>
疎遠になったのは、相手に「無関心」だった結果
誰しも1日は24時間しかないので、他に大事なことがあるなら、無理に人付き合いをしなくていい、というのは前提ですが、「疎遠になってしまって寂しい」と感じるのであれば、一度自己の行いを振り返ってみることは大切です。結局、「与える人が与えられる」というように、今の状況は、自分が周りの人に対して無関心であった結果(関心を持ったり、気にかけたりしなかった結果)に過ぎません。
もし、人に気にかけられたいのであれば、日頃からきちんと相手と連絡をとったり、会うために時間を作ったりすることが大事。人間関係は何もしないで培われるものではなく、育てていくところもあるのです。
ただし、無関心だったことは、悪いことでもない
人は「気が向いたこと」に行動するようになっています。つまり、自分がそこまで相手に関心を持ったり、気にかけたりしなかったのは、「そこまで興味がない」ということ。さらに言えば、その時間、何かしら夢中になることをしてきたはずです。それは仕事なのか、子育てなのか、趣味なのかは人それぞれですが、結局、自分自身はそういった人付き合いよりも、そっちの方が「関心がある」ということを理解することも大事。そうしたら、無理して人と会う必要性も感じなくなるでしょう。
本当に気の合う相手とは連絡をとるし、関係を続ける
どんなに人付き合いが苦手な人でも、本当に気が合う相手とは会ったり、連絡を取り合ったりすることは多いもの。そのときは、努力せずとも、ただただ会いたいから時間を作ったり、メールの返事をしたりするでしょう。つまり、そこまでしたいと思わない相手と疎遠になっても、実は自分にとってはたいしたことではないのかもしれません。
もちろん気心の知れた友達がいると、毎日の生活は面白くなるので、そういう相手はいた方がいい。ただ、疎遠になった、興味のない友達とよりを戻そうとするよりは、気の合う相手と新たに出会った方がいいし、そのための行動はしてみてはどうでしょうか。
例えば、趣味の集まりなどに参加するとか。大人になると、新たな人と出会えそうな場に行かないと、友達ができる機会は減ってくるので、もし本当に「忙しくても、時間を作って会いたくなる相手」を求めているのであれば、どんどん人と出会える場に出かけた方がいいでしょう。
人と比べて、自分に「ないもの」を感じているだけのことも
ただ、日頃人付き合いをしない人が急に寂しくなるのは、他の人と自分を比べているときが多いもの。周りの人には、友達や恋人、家族がいて、仲良くお出かけしていることに対して、単にうらやましく感じていることもあるかもしれません。人と比べても意味はないのは、大人になればなるほど分かるはず。「生き方」も「人生において大切なもの」も、人それぞれ違います。
さらに、いい関係を維持するためには、それなりに時間や労力を費やす必要はあります。月日と共に関係は変化していくし、ずっと仲良くしたければ、関係を維持する努力もそれなりに必要です。でも、興味のない相手には、そこまでできないことは多いでしょう。
何度も言うように、これまで自分はそういった関係を築くことよりも、他のことに興味を抱き、時間と労力を費やしてきただけのこと。努力して、興味のない相手と関係を維持しようとしても続きません。つまらないですしね。
結局、誰もが、自分の心が惹かれることに対して行動することが多い。疎遠になった相手とは、「それまでの関係だった」と思って、これからも意の向くまま進んでいき、得られたものが、結果的に「自分に合うこと」なのかもしれません。
「人と疎遠になる」「友達がいない」なんてことは気にしないで、好きに生きていく方が幸せなのかもしれませんよ。