今回は家事アドバイザーが「パルスイクロス」を使ってみた感想を正直にリポートします。
「パルスイクロス」の特徴は?
「パルスイクロス」には薄手と厚手があり、筆者が購入したのは薄手。5枚セット、税込3980円で購入しました。「パルスイクロス」は天然パルプ繊維のレーヨンでできていて、吸水性があり熱にも強いという特徴があるそうです。水で濡らすだけ、洗剤不要で長い繊維が汚れを吸着してくれるので、2度拭きも不要。「パルスイクロス」に付いた汚れは水洗いするだけで浮いて落ちるというので、掃除後の時短にもなりますね。
「パルスイクロス」で窓掃除をしてみた
「パルスイクロス」を使い、大掃除の定番である窓掃除をしてみました。画像右側が濡らした「パルスイクロス」で全体的にひと拭きした状態です。完全には落ちていませんが、かなりの汚れを落とすことができました。 一般的なフローリングワイパー用シートの大きさは、約21×29cm。今回筆者が購入した薄手の「パルスイクロス」は縦22×横27cmなので、ギリギリですが、フローリングワイパーにはめ込むことができました。これで窓の高い位置も、踏み台を使ったり、一生懸命腕を伸ばしたりせずに掃除できます(※厚手は縦22×横15cm)。ただし毛足が長いので、フローリングワイパーから外れてしまったのをはめるときに変に引っかかり、手間がかかってしまいました。
「パルスイクロス」でギトギト油を掃除してみた
大掃除で時間がかかるものといえば換気扇掃除。5年くらい換気扇の掃除をしていないというお宅で、「パルスイクロス」の効果を試させてもらいました。ギトギトの油汚れにはホコリが絡みついている状態です。汚れが頑固すぎたのか、水で濡らした「パルスイクロス」だけではホコリが移動するだけで何度擦っても“スルスル落ちる”といった状態にはなりませんでした。 そこでアルカリ電解水を汚れに吹きかけ、ラップをして30分ほど放置。その後、「パルスイクロス」で拭いてみると、今度はスルスルと汚れが落ちていきました。「アルカリ電解水の力では?」と思われるかもしれませんが、同じ状態でキッチンペーパーや雑巾を使って拭いたところ、全く汚れが落ちませんでした。つまり、「パルスイクロス」の毛があってこそということなので、これは「パルスイクロス」とアルカリ電解水の力といえるでしょう。
「パルスイクロス」の汚れは水だけで落ちるか検証
「パルスイクロス」が汚れても、水だけで汚れが落ちるというのもウリのひとつ。実際に油でベタベタになった「パルスイクロス」を水洗いしてみました。確かに水をかけると汚れが浮くように落ちていきます。汚れの色が多少残ってはいますが、こすり洗いしなくても落ちるため、一般的な雑巾ほど洗う手間はかかりませんでした。優秀です。カインズの「汚れをよく落とす 汚れにくいぞうきん」と比べてみた
「パルスイクロス」を購入したあと、カインズで似たような商品「汚れをよく落とす 汚れにくいぞうきん」税込398円を見つけたので購入してみました。こちらも“レーヨン長繊維だから水洗いだけで汚れが落ちやすい”と商品説明に書いてあります。 画像左が「パルスイクロス」、右がカインズの「汚れが落ちやすい 汚れにくいぞうきん」です。見た目の毛並みや肌ざわりはどちらも同じように感じます。左:パルスイクロス 右:汚れが落ちやすい 汚れにくいぞうきん
どちらもきれいに掃除できた
左:パルスイクロス 右:汚れが落ちやすい 汚れにくいぞうきん
水洗いした結果
「パルスイクロス」とカインズの「汚れが落ちやすい 汚れにくいぞうきん」は効果としては同程度だというのが筆者の感想です。
「パルスイクロス」は5枚で3980円なので1枚あたり796円、カインズの「汚れが落ちやすい 汚れにくいぞうきん」は1枚398円なので、「パルスイクロス」のほうが2倍と、少し高めの金額ですね。
ただ、「汚れが落ちやすい 汚れにくいぞうきん」は縦25×横15cmなのに対し、「パルスイクロス」は縦22×横27cmなので、ひと回り大きめ。また、「パルスイクロス」はタグが付いているため、フックに掛けて乾かすことができます。
さらに「汚れが落ちやすい 汚れにくいぞうきん」は白しかありませんが、「パルスイクロス」はカラフルなセットなので、家中の汚れにあわせて使い分けたい場合、見分けやすいという利点があります。
効果はほぼ同じですがそれぞれに良い特徴がありますので、掃除したい箇所の数や買いやすさを判断材料にして選んでみるのはいかがでしょうか。