令和の「お金持ち顔」を顔の専門家である観相家の池袋絵意知さんにインタビュー
令和の「お金持ち顔」は今までと違う?「スマートにお金を得る」顔に注目
時代が変わるとお金の稼ぎ方も変わります。それに伴い、「お金持ちの顔」にも変化が。では、最新の「お金持ち顔」はいったいどんな顔なのでしょうか。『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)を上梓した顔の専門家である観相家の池袋絵意知(いけぶくろ えいち)さんに話を伺いました。――令和の「お金持ち顔」は、どんな顔でしょうか?
池袋絵意知さん:これまで、バリバリとガムシャラに働いて稼ぐタイプを典型的なお金持ち顔だとお伝えしてきましたが、昨今、お金持ちの傾向が変わってきています。
――といいますと?
池袋さん:今は、ひとりの力で突出してお金を稼ぐというより、誰か別の人とコラボレーションをしたり、時にはライバルと連携したりしながら、ともに成長していくというケースが増えており、「スマートにお金を得る」というスタイルに変わりつつあります。それに伴って、「お金持ち顔」も、自己主張の強いバリバリ稼ぐタイプの顔より、スマートで柔和な印象を与える顔のほうが、金運の追い風が吹いているといえるでしょう。
――例えばどんな顔立ちでしょうか?
池袋さん: これまでお伝えしてきたのは、「稼ぐ力」のある顔=お金持ち顔でした。顔のなかで鼻の存在感が大きく、小鼻がプックリ張り出していて、大きな口を持つ人。活力にあふれ、自己主張の強いタイプです。もちろん、こうした特徴を持つ人は、稼ぎ力があることに変わりはありませんが、今のお金の稼ぎ方は「スマート」がトレンドです。ですから顔立ちも、押しの強い印象を与える顔より、落ち着きのある柔和でスマートなイメージのほうがいい。口元は、口角が上がっていて締まりがある。
著名人で例えるなら、イーロン・マスクの顔です。口角がキュっと上がっていて、額が広く知的で穏やかな印象を受けます。彼はどちらかといえば、顔のパーツが寄り気味ですが、目が澄んでいて神経質な印象は受けません。令和のお金持ち顔の象徴といえるでしょう。
「自分の顔は、金持ち顔とかけ離れているけれど、お金持ちにはなれないの?」と不安に思う人もいるかもしれません。ですが、そんなことはありませんので安心してください。表情のつくり方、ヘアスタイルやメイク、小物など、「お金持ち顔」をつくる方法はいくらでもあります。さらに、そういう風に装うことで、金運も上がっていくのです。
顔は、「持って生まれた気質」に加え、「感情の蓄積」でつくられるもの。日々、刻々と変わります。今、あなたがどんな生き方をしているか、その心がけや姿勢が顕著にあらわれるものなのです。
教えてくれたのは……
池袋絵意知(いけぶくろ えいち)さん
観相家、顔研究家、顔面評論家としてメディアで活躍。出版社で3年半、人材総合サービスで7年半営業を経験した後、それまで興味を持っていた顔の研究を本格的に始め、独自の顔面観相術「ふくろう流観相学」を確立。幸せな顔になるための「顔創道」を提唱し、多くの支持を集める。近著に『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)。日本顔学会会員。公式サイト「池袋絵意知」
取材・文/あるじゃん編集部 イラスト/竹松勇二