世界を旅するように、生産地の個性を味わうために
UCC「DRIP POD テイスティングキット 15P」1944円(税込)。カプセルが1種類1個ずつ、計15種類入ったセットが用意されているので、コーヒーの産地やブレンドの違いによる味わいの違いを、それぞれのコーヒーに最適の淹れ方で楽しむことができる。
実際、カプセルも例えば「グァテマラ&コロンビア」「マンデリン&ブラジル」といった、産地をフィーチャーしたものが目立ちます。そういった豆の特徴を生かしたレシピ作りを、3人のプロバリスタに相談しながら作って行ったのが、今回、アプリに搭載されている20種類(執筆時点)のレシピです。 もちろん、レシピはそれぞれの粉の種類に合わせて作られています。そして、本体のボタン1つで淹れられる標準モードの抽出が「蒸らし→抽出」という一湯式なのに比べ、YOUBIでは「蒸らし」→「一度目の抽出」→「二度目の抽出」という二湯式になっています。しかも、前半の抽出と後半の抽出で温度や抽出速度も変えているので、より特徴を引き出すレシピが実現できます。そのせいか、どのカプセルにしても、飲み比べると筆者にはプロのレシピで淹れたYOUBIの方がおいしいと感じました。
同じ豆の種類でも淹れ方による味の違いを実感できるレシピ
また、アプリにはそのレシピがどういうコンセプトのもので、その豆のどういう部分を引き立てているのかといった説明が書かれているので、飲んでいるコーヒーの特徴を実感として把握することができます。また、レシピを自分がハンドドリップで淹れるときの参考に使うことができるのです。ほとんどのカプセルは、現状、1個につき1つか2つのプロレシピが用意されているが、ホンジュラス&コロンビア用のプロレシピは、この3つが用意されている。各バリスタの個性や淹れ方による味わいの違いを知るのには、まずこのカプセルから試したい
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