貯蓄

固定費カット、まず何をする?

ここでは、筆者が固定費をカットするときの手順をまとめます。大まかな流れは次の4ステップです。(1)過去1年分の通帳とカード明細をチェックする(2)すべての固定費を洗い出す(3)固定費の乗り換えと解約を検討する(4)手間を惜しまず実行する

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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固定費を削減したいなら、まず何をする?

固定費を削減したいなら、まず何をする?


先日、こんな質問をいただきました。

「固定費を削減したいのですが、まず何から見直したら良いでしょうか?」

今回は、この質問にお答えします。

固定費カット、まず何をする?

ここでは、筆者が固定費をカットするときの手順をまとめます。大まかな流れは次の4ステップです。
 
1:過去1年分の通帳とカード明細をチェックする
2:すべての固定費を洗い出す
3:固定費の乗り換えと解約を検討する
4:手間を惜しまず実行する

 
●通帳やカード明細をチェックする
はじめに、自分が「どんなことにお金を使っているのか?」を確認します。通帳やカード明細を開いて、1年分くらいの入出金に目を通しましょう。
 
「なぜ1年分なのか?」というと、「月払い」の固定費と「年間払い」の固定費があるからです。月払いのものは気が付きやすいですが、年間払いのものはそもそも契約していること自体を忘れがちなので注意が必要です。
 
できれば家族みんなで目を通して、家計を共有しておきましょう。
 
●すべての固定費を洗い出す
つぎに、いまの固定費をすべて洗い出します。主なものに家賃やローン、食費、養育費、保険料、光熱費、通信費などが挙げられます。契約している人は動画サービスのサブスクリプションなどもあるでしょう。

食費や光熱費、通信費は月ごとに変動しますが「だいたいこのくらい」と平均的な支出を知っておくことをおすすめします。
 
●固定費の乗り換えと解約を検討する
すべての固定費を洗い出したら、固定費をすこしでも抑える方法を考えていきます。不要なものは「解約」、必要なものは「乗り換え(代わりを探す)」で節約できないか考えます。
 
たとえば、通信費などは格安SIMに乗り換えるだけでもだいぶ支出を抑えられます。また、ローンなどは「借り換え」によって固定費をカットできる可能性があります。
 
●手間を惜しまず実行する
固定費のカットは「はじめてでイメージしにくい」ものも多く、検討だけして、実行が後回しになってしまうことも多いです。恥ずかしながら、筆者も「格安SIMに乗り換えよう!」と決めてから、実際に乗り換えるまでに1年かかりました(その結果、10万円近くも多くの固定費を垂れ流してしまいました)。
 
固定費を一度カットすれば、家計がグッと引き締まります。「せっかくの休みの日」が面倒ごとで潰れて嫌かもしれませんが、手間を惜しまず実行しましょう。

まとめ

要点をまとめると、固定費をカットする流れは
1:過去1年分の通帳とカード明細をチェックする
2:すべての固定費を洗い出す
3:固定費の乗り換えと解約を検討する
4:手間を惜しまず実行する

のように、まとめることができます。
 
固定費カットを上手にすると、生活水準をほとんど変えなくても生活がラクにできます。筆者も「もっと早く気づいていれば、何万円も得していたのに!」と後悔することも多いです。
 
最近、固定費を見直してなかった方は、この記事をきっかけに、いますぐ見直してみてはいかがでしょうか?
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