金欠から脱出するにはどうする?
先日、こんな質問をいただきました。「金欠から脱却するためには、まず何をしたら良いでしょうか?」今回は、この質問にお答えします。
金欠だったらどうしたらいいのか?
「一過性」の金欠であればその場しのぎもできますが「慢性的」な金欠から脱却するには抜本的に生活を変える必要もあります。また、節約すれば何とかなる「軽度」の金欠もあれば、節約だけではどうにもならない「重度」の金欠もあります。
金欠の状況によって打ち手は変わってきます。そこで以下では、金欠を4つのパターンに分類して「筆者が取り組む」ことをまとめていきます。
一過性の金欠への対処法
●一過性の金欠:軽度なもの(節約で乗り切れる)給料日が来れば金欠は解消できます。けれど、「もう今月はお小遣いが足りない! ピンチ!」というときがあります。
こういうとき、筆者は「自炊する」などして乗り切ります。お金がなかった学生時代は、彼女とのデートは近場の図書館や公園などへ行き、場所代がかからないばかりを選んでいました。
●一過性の金欠:重度なもの(節約だけでは乗り切れない)
社会人になりたての頃は「税金の支払い」で不意打ちを食らったことがあります。税金って、忘れた頃に請求が来るんですよね。
こういうとき、筆者はまず「(1)貯金の取り崩し」を考えます。
貯金を取り崩しても足りない場合は「(2)短期間の追加労働(アルバイトなど)」でまかないます。
追加労働でも足りない場合は「(3)所有物を売って換金する」こと検討します。
それでも足りない場合は最終手段として「(4)家族や友人から借りる」と思います。
順序としては「手元のお金と時間でやりくりする」ことを考えて、どうしても難しい場合は最終手段として「自分のことを信用してくれる人に融通してもらう」ことにします。
はじめから周りを頼ると「借りグセ」をついてしまいそうなので、筆者は避けます。
慢性的な金欠への対処法
●慢性的な金欠:軽度なもの(節約で乗り切れる)子どもができたり家を買ったりすると、独身やカップルの頃よりも支出が増えます。この支出は「ずっと続く」ため、一時しのぎだけでは対処しきれません。
こういうとき、筆者は「固定費をカット」して乗り切ります。筆者が実際に検討していることとしては、以下が挙げられます。
◯持ち家を厳選する:なるべくタイパ(タイムパフォーマンス)・コスパの良い家を選びます。
◯家族計画を考える:出産のタイミングを家計と照らし合わせて計画します。1人あたり年間で年150万円ほどの費用が必要になると考えます。
◯自動車を持たない:公共交通機関の利用で事足りるかどうか検討してみます。年30万~40万円浮きます。
◯保険をカットする:自動車や家を買わなければ、入らなくても済む保険が増えます。筆者は生命保険と火災保険のみ加入しており、月々の負担額は2万円かかりません。
◯格安SIMを使う:スマートフォンやインターネットは格安業者を選んでいます。三大キャリアのときは家族で月2万円かかりましたが、いまは月7000円で済んでいます。
固定費をカットしたことで、特別な支出がないかぎり月25万~30万円あれば悠々自適に暮らせます。生活費以外の大きな支出は「帰省」と「旅行」くらいでしょうか。1回あたり10万円ほど。帰省は年2回、旅行はスケジュール次第です。
●慢性的な金欠:重度なもの(節約だけでは乗り切れない)
一過性の金欠と違って、慢性的な金欠のときは「貯金の取り崩し」や「借り入れ」ではしのげません。
慢性的で重度な金欠を解決する唯一の方法は「継続的な収入を増やす」ことです。できることとしては、以下のような事柄が挙げられます。
◯昇給交渉する:今の勤め先で昇給できないか交渉する(固定給または成果給)。
◯副業する:複数の仕事をして、収入源を増やす。
◯みんなで働く:働ける家族がいるなら働いてもらう。
◯転職を考える:今よりも給料の高い会社を探す。
◯資産運用する:株式投資などをして、金融所得を作る。
◯技術をみがく:収入アップできる技術や知識をつける。
もっとも即効性がありそうなのは「昇給交渉」と「副業」です。
筆者であれば、小さな会社に勤めているので「こういう企画をやるから、利益が出たら成果給として何割かボーナスを出してください」のような交渉だと話がスムーズに進みます。
会社によっては資格を取得すれば昇進できることもあります。この場合は、昇進資格を手に入れるために技術や知識を身につけると良いでしょう。
まとめ
要点をまとめると、金欠を乗り切るためにできることは◯一過性かつ軽度な金欠:一時的な節約
◯一過性かつ重度な金欠:貯金の切り崩し、短期労働、借り入れなど
◯慢性的かつ軽度な金欠:固定費のカット
◯慢性的かつ重度な金欠:継続収入アップ
のようにまとめることができます。
慢性的かつ重度な金欠は、大きなストレスがかかります。一過性で軽度なうちに「予防する」のが一番ですから、早め早めに手を打つように心がけましょう。