料理酒と日本酒の違いとは? 味や使い分けについて解説
料理酒と日本酒は何が違う?
Q:料理酒と日本酒の違いって?
どちらも料理に使うことができますが、料理酒は調味料(食品)として、日本酒は飲用(酒)として作られているという点で大きく異なります。料理酒は清酒にさまざまな調味料を混ぜているため食品として扱われており、日本酒よりも安く買うことができます。食品の扱いなので、料理酒を切らしているときには子どもに「ちょっと買ってきて」とおつかいを頼むこともできますよ。
Q:料理酒と日本酒はどんな味の違いがある?
日本酒は、飲むことを目的として作られているため、すっきりとした味わいで雑味が抑えられています。一方で、料理酒は料理に使うことが目的なので、コクや旨味を加えるために、酸味や雑味をあえて残しています。日本酒はもちろんそのまま飲んで味わってもおいしいですが、料理酒はいろいろな味が混ざりあっているため、飲んでもおいしいといえるものではありません。日本酒は料理にも使えるけれどもその逆は難しい、と覚えておきましょう。
Q:料理酒と日本酒はどうやって使い分けたらいい?
使い分けに迷ったときは、味がついているものは料理酒、味がないものは日本酒と覚えておきましょう。料理酒は、日本酒に調味料を加えて作られたものです。そのため、煮物や炒め物など、さまざまな料理に使用することができ、料理にコクのある風味を追加することができます。ただし、塩分が添加されているということは忘れずに、一緒に料理に使用する食塩やしょうゆなどの量には気を付けましょう。
日本酒は調味料が一切加えられていないため、魚や肉などの臭み抜きに向いています。調味料が邪魔をしないことから、素材の持つおいしさを引き出すことも可能です。日本酒は原料や製造方法の違いから「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3種類に分けることができますが、おすすめなのが純米酒。純米酒はお米の甘みや旨味が凝縮されており、料理のおいしさを深めてくれます。
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